

CB500FOURを「古いバイク」と思っているなら、今すぐその認識を改めないと新型購入で30万円以上損する可能性があります。
CB500FOURは1971年にホンダが発売した、排気量498ccの並列4気筒エンジンを搭載したモデルです。当時の国内では中型免許制度の整備前であり、このクラスは「誰でも乗れる4気筒」として爆発的な人気を誇りました。
発売当初の価格は約22万円。現在の物価換算では100万円超に相当するとも言われており、それでも飛ぶように売れた背景には「4気筒エンジンの滑らかさ」への強烈な憧れがありました。
意外ですね。当時の若者にとって、CB500FOURはまさに「手が届く4気筒」の象徴だったのです。
その後、1973年にはCB550FOURへと進化し、CB500FOURとしての生産は実質終了しました。しかし近年のホンダはリバイバルブームに乗り、CB1100やCB-F系シリーズで往年のスタイルを復活させており、「CB500FOUR 新型」を望む声が国内外で高まっています。
2024年以降のホンダラインナップでは、CB500シリーズ(CB500F / CB500X / CB500R)が現役で販売されており、並列2気筒471ccエンジンを共有しています。これが「新型CB500FOUR」議論の起点になっています。つまり、現在の「CB500」は4気筒ではない、という点が最大のポイントです。
ホンダ公式サイトにてCB500シリーズの現行ラインナップを確認できます。
ホンダ公式 CB500F 製品ページ(エンジン仕様・価格の確認に)
もしホンダが本当にCB500FOURを新型として復活させるとしたら、どんな仕様になるでしょうか。ここは現時点での公式発表ではなく、業界トレンドと技術的背景をもとにした考察です。
まず排気量について。欧州のA2ライセンス制度(日本の中型免許に近い区分)に対応するため、500cc前後の4気筒は「35kW(約47PS)制限」の恩恵を受けやすく、マーケット的な妥当性があります。
現行のCB400スーパーフォアが2023年に生産終了となったことで、4気筒500ccクラスの空白が生まれました。これが大きいです。日本国内でも中型免許(普通二輪免許)で乗れる4気筒モデルへの需要は根強く、特に30代〜50代ライダーを中心に復活を求める声が続いています。
想定されるスペック(リサーチベースの推測)は以下の通りです。
CB400スーパーフォアの生産終了に関する背景情報はこちらが参考になります。
現実的に考えると、水冷化は避けられません。現在のEuro5(日本では令和2年排ガス規制)に空冷エンジンで対応するのは技術的に難しく、CBシリーズのリバイバルモデルでも「空冷風フィン付き水冷」という折衷案が採用されるケースが増えています。
CB1100RSが採用した「空冷的デザインの水冷エンジン」がその好例です。これは使えそうです。新型CB500FOURもこの路線を踏襲する可能性が高いと見られています。
「旧型のCB500FOURを探してレストアする」か「新型を待って購入する」か、この判断は金額面で大きく変わります。
旧型(1971〜1973年製)の現在の市場価格は、程度の良い個体で50〜120万円程度が相場です。ただし、50年超の車両のため部品の入手難易度が高く、キャブレターのOHだけで工賃含め3〜8万円、ウォーターポンプ(油圧系)関連の修理では10万円超になるケースも珍しくありません。
維持費が高い。これが旧型CB500FOUR最大のネックです。
一方、新型として発売された場合、ホンダの5年間メーカー保証(任意延長)やディーラー整備網が使えるため、突発的な出費リスクを大幅に下げられます。現行CB500Fの年間維持費(任意保険・税金・消耗品)は概算で8〜12万円程度が目安です。
| 項目 | 旧型CB500FOUR(レストア個体) | 新型CB500FOUR(想定) |
|---|---|---|
| 車両本体価格 | 50〜120万円 | 100〜130万円(推定) |
| 年間維持費目安 | 15〜30万円 | 8〜12万円 |
| 部品入手性 | △ 希少・高額 | ◎ 国内ディーラー対応 |
| 車検対応 | △ 継続検査で苦労するケースあり | ◎ 新規格対応 |
| 保証 | なし | メーカー保証あり(想定) |
旧型を選ぶ最大のリスクは「部品待ち期間」にあります。国内在庫がなければ海外(主にアメリカやオーストラリア)から取り寄せとなり、納期2〜3ヶ月、部品代に加えて送料・関税で数万円上乗せになることも普通にあります。
旧型ならではの味はあります。しかし金銭的リスクを最小化したいなら、新型が登場するまで待つか、現行CB500Fをつなぎとして選ぶ選択肢も十分理にかなっています。
CB500FOURの排気量は498cc。これは「普通二輪免許(旧:中型二輪)」で問題なく乗れる範囲です。ただし、旧型個体を中古で購入する際に見落としやすいポイントがあります。
1971〜1973年製の旧型は「旧規格ナンバー」のまま登録されているケースがあり、現在の保安基準との相違(灯火類・反射板など)を車検時に指摘されることがあります。対策費用は状態次第ですが、1〜5万円の追加出費を見込んでおくのが安全です。
車検対応が条件です。中古で旧型を買う場合は、購入前に「保安基準適合済みか」を必ずショップに確認してください。
また、任意保険の設定についても注意が必要です。1971年製などの「旧車」扱いになると、一部の保険会社では「車両保険の引き受け不可」または「時価額が低く設定される」ケースがあります。購入後に「車両保険に入れなかった」という事態を避けるため、購入前に保険会社への確認を1アクションとして入れておきましょう。
任意保険の旧車対応については、「旧車王」など旧車専門の保険・買取サービスが参考になります。
旧車王 公式サイト(旧型バイクの保険・査定・維持に関する情報収集に)
これはあまり語られない独自視点ですが、「新型CB500FOURを待つ間に何に乗るか」という問いに、意外な答えがあります。
現行ラインナップで「4気筒の滑らかさ」を500ccクラスで体験できるバイクは、国内正規販売ではほぼ存在しません。ただし、並行輸入や逆輸入という手段を使うと選択肢が広がります。
たとえばカワサキのZX-4R(399cc・4気筒)は2023年に国内導入され、9,000rpmを超えてから一気に盛り上がる高回転型エンジンが話題です。排気量は400cc未満ですが、4気筒の「吹け上がりの気持ちよさ」という点ではCB500FOURへの期待と同じ感覚に応えてくれます。
4気筒の楽しさはここにあります。回転数が上がるにつれてエンジン音が変質し、全身に伝わる振動が整っていく感覚は、2気筒や単気筒では代替できない独自の体験です。
また、ヤマハのYZF-R3やホンダのCBR400Rなどの2気筒モデルも選択肢としてよく挙げられますが、「4気筒でなければ意味がない」というこだわり派には物足りないかもしれません。そういうライダーにとっては、新型CB500FOURの登場は「待つ価値がある」と言えるでしょう。
カワサキ ZX-4Rの詳細スペックと価格は公式で確認できます。
カワサキ公式 ZX-4R製品ページ(4気筒400ccクラスの現行スペック比較に)
新型CB500FOURを心待ちにしながら、「今乗れる4気筒の楽しさ」を体験しておくことは、バイクライフの幅を広げる上でも合理的な選択です。これは使えそうです。現行モデルで感覚を磨いておけば、新型登場時の試乗・比較もより深く楽しめるはずです。

バックステップキット CNC 調整可能 リアセット フットペグ ペダル 適用ホンダ CBR500R CB500F 16-17年用 ブラック