

公道用のトレールタイヤより寿命が短いと思われがちですが、実はFIM規格のエンデューロタイヤなら公道を長時間走っても違反になりません。
エンデューロタイヤは、自然地形を活かした特設コースや公道を走行するために設計された競技用タイヤです。トレールタイヤに比べてブロックが小さく高く、オフロードでの走行安定性を重視した構造になっています。
FIM規格のエンデューロタイヤには、ブロックの高さが13mm以下という制限があります。これはレース後のコースが掘られすぎて修復困難にならないよう配慮されたレギュレーションです。
参考)https://ameblo.jp/veerubber/entry-12669062147.html
ブロックが低い分、ブロックのしなりが少なくハイスピード走行でカッチリとした乗り味が得られます。あらゆる路面で十分なパフォーマンスを発揮するよう設計されており、モトクロスタイヤのように路面に合わせて頻繁にタイヤを選択する必要がありません。
一方で、競技専用のガミータイヤは極端に柔らかいゴム素材を使用しており、低速で簡単に変形させられる特性を持っています。
これが障害物をつかむグリップ力の源です。
FIMは国際モーターサイクリズム連盟のことで、日本ではMFJがこれに加盟しています。多くのエンデューロレースでは、FIM規格をクリアしたタイヤでの参加が認められており、この規格には2つの大きなルールがあります。
まずブロックの高さが13mm以下であることです。これ以上の高さになると道路交通法上の違反になる可能性があります。
次に公道走行可能であることです。エンデューロレースでは一部公道を走行するため、公道も安全に走れるタイヤでなければ困ります。メーカーもFIMタイヤは公道OKと銘打って販売しています。
公道走行可能なのに柔らかいコンパウンドを持つFIMタイヤも存在します。触ると非常に柔らかいのに公道走行可能という製品もあり、技術の進化を感じさせます。
参考)プロライダー濱原颯道の忖度無しタイヤインプレッション【ミシュ…
林道ツーリングメインの方ならFIMタイヤを選べばレースだけでなく林道ツーリングも遊べます。
一石二鳥ですね。
参考)https://botti-bk.com/2018-06-13-183000/
エンデューロレースでは、フロントタイヤとリアタイヤを別の種類にする人が多いです。多くのライダーが採用しているのは、フロントにモトクロス用の硬くて山が高いタイヤ、リアはコースによって使い分けるという選び方です。
フロントは硬くてとがったタイヤが選ばれることが多く、これは地面にブスッと刺さって踏ん張ってくれるためです。フロントからずるずると転ぶ可能性を少なくできます。
マディやふかふか路面のレースでは角があるタイヤが強く推奨されます。新品が用意できない場合は、タイヤの逆履きも自己責任ではありますが試す価値があります。角が丸いタイヤよりはまだマディでトラクションしてくれるはずです。
一部のタイヤは真ん中だけ柔らかいゴムで横は堅いというパターンを持っています。まっすぐ走る時やネコなどを乗り越える分には柔らかく障害物をつかみ、横は硬いので寝かした時に安定します。
ダンロップのGEOMAX ENDURO AT81EXやシンコーのタイヤシリーズは、レビュー満足度ランキングで上位を占めています。
具体的なモデル選びの参考になります。
参考)https://www.webike.net/bm/500040935110/ranking/rating/
公道走行不可タイヤを履いて走っても、実は道路交通法違反や整備不良には該当しないという見解があります。警視庁への確認でも、競技用タイヤを履いてサーキットやオフロードコースに向かう際の自走は違反ではないとされています。
ただしブロックの高さが13mm以上になると道路交通法上違反になる可能性があります。
この点は注意が必要です。
タイヤは保安部品ですから、道路運送車両法の保安基準に適合し、認可を受けた物でなければ本来は公道走行できません。実際に保安基準に適合しているかどうかが重要な判断基準になります。
参考)モトクロスタイヤなどのオフロードタイヤをタイヤメーカーが「公…
公道不可タイヤを履いて事故を起こした場合でも、自分に対しての保証は出るとされています。
整備不良に当たらないためです。
とはいえメーカーが公道走行不可と表示しているタイヤは、レース用で性能が良いと思って履くと、実は普通の公道用タイヤよりも全然性能が出ないこともあります。公道では正規性能を発揮できないだけの場合が多いです。
エンデューロタイヤは意外と長持ちします。公道走行可能なものの中でも、オフロード性能が高いモデルが現在多くのライダーに選ばれています。
タイヤメーカーが推奨する交換サイクルは、軽量なレース用タイヤで購入から半年または3,000km、トレッドが肉厚なトレーニング用のタイヤで購入から1年または5,000kmです。エンデューロタイヤもこの基準を参考にできます。
交換時期を少し超えた状態では、これ以上走行するのは危険なので早急な交換が必要です。トレールタイヤとモトクロスタイヤやエンデューロタイヤでは摩耗の進行具合が異なるため、定期的なチェックが欠かせません。
参考)https://www.dirtbikeplus.jp/blog/how_to_choose_off_road_tyre
ダンロップのAT81は、あらゆる路面に対応するワイドレンジなグリップ特性と長距離走行での耐久性を最大限に追求したオールテレーン・エンデューロタイヤです。耐カット性能、耐摩耗性能に優れた素材の採用により、高い耐久性を発揮します。
パンクした状態でもタイヤ自体が腰砕けにならないよう、新素材のポリエステルカーカスを採用したモデルもあります。ソフトでルーズな路面から硬質路面まで、ドライとウェットにとらわれず際立ったグリップ性能とトラクション性能を発揮します。
林道ツーリングや長距離走行を考えている方には、耐久性の高いFIM規格タイヤを選ぶことで、交換頻度を抑えられます。
コスト面でもメリットがありますね。
ミシュランの新作FIMタイヤ「ENDURO MEDIUM2」は、新コンパウンドやブロック形状の刷新によりグリップ性能が大幅に向上しています。プロライダーによる徹底テストでも高い評価を得ました。
参考)エンデューロタイヤのトレンドを探る - BikeJIN WE…
減速時の挙動に特徴があり、速度を出している時からの急減速ではリアタイヤが土にしっかり潜り込む感じでめちゃくちゃ止まります。一方で遅い速度で長い下り坂をゆっくり降りる時などは、少しタイヤが浮いてくるような路面から離れていくような感じがあります。
独特です。
参考)最速インプレッション! Enduro Medium2をプロラ…
ダンロップのGEOMAX ENDURO EN91は、モトクロスタイヤの技術をベースに林道やガレ場を含む多様な路面で走破性と耐久性を高次元で実現したFIM規格適合タイヤです。
オールマイティに使えます。
シンコーのタイヤは価格が比較的手頃で、初めてエンデューロタイヤを試す方にも選ばれています。ビッグブロックテクノロジーの採用により、様々なシーンでの走破性を実現しています。
メッツラーのMCE6デイズエクストリームは、FIM世界エンデューロ選手権でGP・E1・E2・ジュニアの4冠を獲得した実績があります。世界トップレベルの性能を求めるなら検討する価値があります。
参考)メッツラータイヤが今年のエンデューロ世界タイトルを4つ獲得|…
出力曲線がマイルドな250ccクラスに最適なタイヤもあり、ブロックテーパーをアジャストさせることでどんな路面でも確実なグリップ力を発揮します。
排気量に合わせた選択も重要ですね。
オンロードからマッドな路面まで幅広く対応するオールラウンドモデルは、特にビギナーにとって心強い存在となります。ツーリング中に想定される様々な路面をカバーするためです。
参考リンクとして、ダートバイクプラスのタイヤ選び特集では、具体的な製品比較や使用シーン別の推奨タイヤが詳しく紹介されています。
https://www.dirtbikeplus.jp/blog/how_to_choose_off_road_tyre
また、ウェビックのオフロードタイヤランキングでは、実際のユーザーレビューや満足度評価を確認できます。
https://www.webike.net/bm/500040935110/ranking/rating/

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