BATTLAX HYPERSPORT S22 バイク性能とグリップ力の選び方

BATTLAX HYPERSPORT S22 バイク性能とグリップ力の選び方

BATTLAX HYPERSPORT S22 バイク性能とグリップ

スポーツタイヤでも走り出し直後はグリップ不足でスリップするリスクがある

この記事の3つのポイント
🏍️
温度依存性が低い設計

走り出してすぐにグリップを発揮し、冷間時でも安心して走行できる性能を実現

軽快なハンドリング性能

フロント3LC・リア5LCの専用設計により、車体が軽くなったような操縦感を体感

🌧️
ドライとウェット両対応

前モデルS21比でコーナリング速度最大15%アップ、ラップタイム平均1.2%短縮を達成

BATTLAX HYPERSPORT S22の基本性能と特徴


ブリヂストンBATTLAX HYPERSPORT S22は、2019年に発売されたスポーツラジアルタイヤで、前モデルのS21から大幅に性能向上を果たしました。フロントとリアで専用設計されたトレッドパタンと、新開発のコンパウンドを採用しています。


フロントは3LC(3レイヤーコンストラクション)、リアは5LCという多層構造を採用し、センター部分は耐久性を重視し、ショルダー部分はグリップを重視した設計です。つまりライフとグリップの両立を目指しているということですね。


大分県のオートポリスでのテスト走行では、S21と比較してコーナリング速度が最大15%向上し、ラップタイムも平均1.2%短縮しました。ウェット路面でも平均5%のラップタイム短縮を達成しています。


これらの数値が示すのは、公道からサーキットまで幅広く対応できるオールラウンド性能です。スポーツタイヤでありながら、日常使いでも不安のない設計になっています。


BATTLAX S22のグリップ力と温度依存性

S22の最大の特徴は、温度依存性の低さにあります。多くのハイグリップタイヤは、タイヤが十分に温まらないとグリップ力を発揮できず、走り出し直後や冬場は滑りやすくなるリスクがあります。


しかしS22は、走行開始直後の冷間状態でもグリップ感が得られる設計です。通勤などの短距離走行でも、到着前に安心感が得られるレベルまで温度依存性を下げています。


これは使えそうです。



ウェットグリップも優れており、うっすら濡れた路面や路面温度が低い状況でも、ハイグリップタイヤとは比較にならないほど走行できます。


雨の日でも不安を感じにくい設計なんですね。



ただし注意点として、スポーツタイヤである以上、走り出し直後の数分間は通常走行よりも慎重な操作が求められます。交差点を曲がる際などは、特に最初の数キロは控えめな操作を心がけると安全です。


バイク用S22のハンドリングと操作性

S22を装着すると、まるで車両が軽くなったような軽快なハンドリングを体感できます。これはタイヤのプロファイル設計と、適切な剛性バランスによるものです。


参考)https://www.webike.net/brand/118/series/23053/


バンク角への入り込みは非常にクイックで、狙ったバンク角でピタッと安定する特性があります。バンクからの安定が早いため、早くアクセルを開けられ、スムーズに次の動作へ移行できます。


これが基本です。



参考)https://ebi-typer.com/%E3%81%88%E3%81%B3%E3%81%AE%E8%A3%BD%E5%93%81%E3%83%AC%E3%83%93%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%80%90%E6%95%A3%E3%82%89%E3%81%AA%E3%81%84%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%A4%E3%80%91battlax-hypersport-s22/


切り返しも機敏で、倒そうと思ってからバイクが反応するまでの速度が速いのが特徴です。スパッとマシンを倒しやすく、起こすときも軽々と思い通りに動いてくれます。


対向車がセンターラインを割ってきた場面や、コーナーを抜けた先に落下物があった場合など、緊急事態でもS22のマシン挙動の軽さが難なく対応してくれます。峠道での安全性を高めたい方には、特に有効な選択肢です。


BATTLAX S22の寿命と交換時期の目安

S22の寿命は走行スタイルによって大きく変わりますが、一般的な走行では8,000km〜15,000km程度が目安です。


スポーツタイヤとしては標準的なライフです。



参考)Reddit - The heart of the inte…


実際の使用例では、61,000kmでタイヤ交換し、次のタイヤで71,000kmまで走行してフロント中央がスリップサインに達したケースがあります。つまり約10,000kmの寿命だったということですね。


サーキット走行を含む激しい使い方では、3,000km〜4,000km程度で交換が必要になることもあります。トルクの大きいバイクで積極的に走る場合、2,000km〜4,000kmで摩耗するケースも報告されています。


参考)Reddit - The heart of the inte…


タイヤの空気圧は指定値を守ることが重要です。空気圧が適切でないと、偏摩耗や早期摩耗の原因になります。定期的な空気圧チェックを習慣にすると、タイヤを長持ちさせられます。


参考)https://www.autoby.jp/_ct/17448372


ブリヂストン公式サイトでBATTLAX HYPERSPORT S22の詳細スペックとサイズラインアップを確認できます

S22タイヤのサイズ選びと適合車種

S22には幅広いサイズラインアップがあり、250ccクラスから大型スポーツバイクまで対応しています。フロント用には120/70ZR17などの一般的なサイズがあり、価格は25,520円です。


参考)BATTLAX HYPERSPORT S22【その高バランス…


250ccや400ccクラス向けには、Hレンジという専用ラインアップも用意されています。Hレンジは110/70R17 M/C 54Hなどのサイズで、価格は19,470円からとなっています。


YZF-R7やMT-09には純正装着されており、メーカーからの信頼性も高いタイヤです。Z900RSのようなネイキッドバイクに装着すると、軽快感とスポーツ性能を向上させることができます。


タイヤ選びで迷った場合、サーキットやワインディングを積極的に走りたい方にはS22が推奨されます。ロングツーリングやタンデム走行が多い方には、同じブリヂストンのT32というツーリングタイヤが適しています。


参考)どっちを買うか迷っている人は、これでズバッと解決! ブリヂス…


バイク走行でS22を選ぶべき場面と注意点

S22は公道でのスポーツ走行からサーキット走行まで、幅広いシーンで活躍するタイヤです。ハイグリップタイヤほどのタイムは出せませんが、その差はわずかです。


普段の街乗りや峠道、サーキットへの往復も含めて十分なライフとニュートラルなハンドリングを確保しつつ、サーキットもしっかり攻められるのが魅力です。普段の楽しさを犠牲にせず、サーキット走行もできるということですね。


ただし、タイムを削る本気のサーキット走行やジムカーナでは、急激に大きな荷重をかけるとタイヤが潰れすぎて腰砕けのような感覚に陥ることがあります。


限界走行を求める場合は注意が必要です。



参考)【タイヤレビュー】2輪車用スポーツタイヤの新定義となるか。ブ…


滑りそうという挙動が掴みやすいのもS22の特徴です。ハイグリップタイヤは限界点で突然リカバリーできないレベルでスリップすることが多いのに対し、S22は予兆を感じ取りやすい設計になっています。


緊急回避などの機敏な動きにも十分対応してくれるため、タイヤをしっかり潰さなくても、体をしっかり使わなくても、適切な性能を発揮してくれます。これは初心者から中級者にとって大きなメリットです。


ウェット路面での安心感も高く、四季を通して使えるオールラウンド性がS22の最大の魅力と言えるでしょう。レインタイヤに履き替える手間を省きたい方には、特に有効な選択肢です。


ヤングマシンの詳細インプレ記事で、実走行での具体的なフィーリングとグリップ感の違いを確認できます




ブリヂストン SCS02016 BT601SS YCX 100/90-12 TL