BATTLAX T31 バイク性能とライフ徹底解説

BATTLAX T31 バイク性能とライフ徹底解説

BATTLAX T31 バイク性能とライフ

冬の朝に冷えたタイヤで出発すると滑りやすい。


この記事の3つのポイント
🏍️
高次元ウェット性能

T30EVOから制動距離を大幅短縮し、雨天時の安心感が向上

⚙️
バランスド性能

スポーツ性能と耐摩耗性を両立した3分割コンパウンド採用

💰
コストパフォーマンス

約1万km走行可能で価格は前後セットで4.5万円程度

BATTLAX T31のウェット性能向上技術


BATTLAX T31は、前モデルT30EVOからウェット路面での制動距離を大幅に短縮したスポーツツーリングタイヤです。ブリヂストンはシリカのクラスター(粒子の集まり)を従来より細かくすることで、分子レベルでの変形を大きくし、路面への密着性を向上させました。


参考)https://www.bridgestone.co.jp/products/tire/mc/products/detail/pr141/


フロントタイヤはシリカ分散を均一にして、特にウェット時のコーナリンググリップを高めています。雨天時にフロントから破綻することは非常に危険なため、この改良により急な天候変化でも安心して走行できます。


参考)ロゴ


トレッドグルーブ(溝)の深さと幅、長さも排水性とトレッド強度を考慮して再設計されました。溝の数がT30と比べて大幅に増加し、ダンロップに近い近代的なパターンになっています。


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BATTLAX T31のドライ路面でのスポーツ性能

T31はツーリングタイヤでありながら、スポーツタイヤに匹敵する走行性能を発揮します。高い剛性がもたらすスタビリティとスムーズな走りが特徴で、どんな速度域でもタイヤがふんばり、高い接地感を伝えます。


参考)「路面や天候の変化に左右されない万能性」ブリヂストン・バトラ…


切り返しの軽さは圧倒的です。思った通りにバイクの向き変えができ、かつ直進安定性も損なわれていません。高速道路で路面のひび割れにタイヤが乗っても、不安定さは全く出ないのです。


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CB1300SFのようなヘビー級バイクでも素直なハンドリングを実現します。波状に荒れた路面をフルバンクで走っても、タイヤの跳ねや派手な流れが減少し、ラインを少し膨らませる程度に抑えられます。ワインディングロードでも気持ちよく走れますね。


参考)BATTLAX sports touring T31を一年履…


BATTLAX T31の3分割コンパウンド構造

T31のトレッドゴムは前後で異なる構造を採用しています。フロントはシングルコンパウンドリアはセンターに耐摩耗性重視のゴムを配置し、その土台の上にサイド部へグリップ重視の柔らかいゴムを使用する3分割構造です。


この3分割コンパクトにより、倒しても粘り、直線では摩耗に強いという感覚が得られます。サイドは柔らかくセンターは耐摩耗性に特化しているため、コーナリング時の安心感と長寿命を両立できるわけです。


内部構造にはブリヂストンのお家芸であるMSベルト(回転方向に周回するベルト)をレイアウトしています。高速走行時の安定性と耐久性を向上させる技術ですね。MSベルトは熱伝導率の高いゴムで絶縁された鋼鉄フィラメントで構成され、熱伝達を改善してタイヤの破裂リスクを減らします。


参考)https://www.bridgestone.fr/pneus-moto/touring/battlax-t31


BATTLAX T31の摩耗ライフと交換時期

T31のライフは一般的なツーリングタイヤと同等で、通常の走行で約1万km程度とされています。GT仕様に関してはT31GTからT32GTへのモデルチェンジで10%向上しており、約1.1万km走行可能です。


参考)https://bikereifen24.de/motorrad-reifenmagazin/bridgestone-battlax-t31-test/


ただし注意点があります。摩耗による交換だけでなく、経年変化による交換時期も考慮する必要があるのです。どんなに減らなくても、ゴムは時間とともに硬化し性能が低下します。


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実際のユーザーレポートでは、フロントタイヤばかり減ってリアはバリ溝(まだ溝が十分に残っている状態)というケースも報告されています。走行スタイルや車種によって摩耗パターンは異なるため、定期的な点検が重要です。溝がRS10並みになるまで使うのは危険ですので、絶対に真似しないでください。


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BATTLAX T31の価格とサイズ選択

T31の価格は、120/70ZR17(フロント)と180/55ZR17(リア)の前後2本セットで約4.5万円程度です。単品では、フロントが2.2〜2.5万円、リアが2.6〜2.7万円の価格帯で販売されています。


参考)https://search.kakaku.com/%E3%83%96%E3%83%AA%E3%83%82%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%B3%20t31/


T31のボリュームターゲットは、排気量1000cc前後、車重200〜250kg程度のツアラーもしくはスポーツバイクです。具体的には国産のツーリングスポーツやビッグネイキッドモデルに適しています。


サイズラインナップは豊富で、110/80ZR19から180/55ZR17まで多様なサイズが用意されています。愛車のメーカー推奨サイズを確認し、適切なサイズを選択することが性能を最大限引き出す条件です。


参考)https://kakaku.com/item/S0000920158/


BATTLAX T31の低温時グリップ性能

T31は低温時のグリップ力が向上し、温度依存性が低いという特徴があります。寒い冬場の朝、家の近くの急坂のマンホール上でもしっかりとグリップするため、ライダーは安心して走行できます。


参考)https://www.bridgestone.co.jp/products/tire/mc/catalogue/pdf/MiniCata_2020_web.pdf


通常、タイヤは適正温度に達するまでグリップ力が十分に発揮されません。しかしT31は走行開始直後からグリップ感があり、ウォーミングアップ時間を短縮できるのです。


これは出発時の事故リスクを減らします。


気温や天候に左右されず本当に懐の深いタイヤですので、ロングツーリングをする人には最適です。天候が急に変わったり、温度変化が激しいような時でも、卓越したインフォメーションをライダーに与えてくれます。


BATTLAX T31の新品装着時の注意点

新品のT31に交換すると、最初は違和感を覚えることがあります。減り過ぎた旧タイヤのフィーリングに慣れていると、新品の丸い断面に戸惑うのです。


今まで通りに乗ると全然バンクしない、切り返しもモサっとしてしまいます。これは新品タイヤの正常な特性ですが、自分の身体を新しいタイヤのモードに対応させる必要があります。


慣らし運転では急激なバンク角や急ブレーキを避け、徐々にタイヤの性能を確認しながら走行しましょう。数百km走行すれば、T31本来の軽快なハンドリングと優れたグリップ力を実感できます。


焦らずに慣らし期間を楽しむことが大切です。


ブリヂストン公式サイトでBATTLAX T31の詳細スペックと技術解説を確認できます
ヤングマシンの詳細な試乗インプレッションで実走性能を確認できます




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