

あなたが何も考えず最初の1台に飛びつくと、5年で20万円以上を余分に失うケースがあるんです。
Tuono 660 Factory は日本国内で2022年に税込145万2000円で発表され、その後一部ディーラーでは車両本体価格156万2000円・支払い総額172万5330円前後で販売されています。
一方で、イギリスのディーラーでは2025年モデルの中古が8495ポンド(当時レートで約160万円前後)、アメリカでは2023年モデルの中古が7980〜9999ドルと、国や年式でかなりばらつきがあります。
相場感として、日本の新車は145万〜156万円、日本の中古は100万〜130万円台、北米の低走行中古は1万1000ドル(約160万円)前後が一つの目安になります。
ざっくり言えば、新車と海外高年式中古の「乗り出し総額」は、輸送費や登録費を足すと結局近い水準になりがちです。
つまり「海外の方が絶対安い」という思い込みは危険です。
ここで重要なのは、あなたが見るべき数字が「本体価格」ではなく「乗り出し総額+5年維持費」だという点です。
本体145万円の国内新車と、1万1000ドルの北米中古を比較すると、輸送費40万〜60万円、通関・検査・登録でさらに20万円前後かかるケースもあります。
結果的に、海外個人輸入は金額メリットが小さく、時間や手間の負担の方が大きいことも珍しくありません。
トータルコストで見ることが基本です。
日本での流通台数はGoobikeベースでTuono 660/Factory合わせて十数台規模とされ、国産ミドルネイキッドと比べるとかなりレアな存在です。goobike+1
これは裏を返すと、「相場通りの良質個体」を待てば掴める一方で、「急いで買うと選択肢が極端に狭くなる」モデルとも言えます。
希少車ゆえ、焦って決めると割高・ハズレ個体を掴むリスクが高いです。
在庫推移を1〜2か月単位で追うことが条件です。
このあたりの相場や在庫推移は、輸入車専門店やバイク検索サイトで定期的にチェックしておくと、値付けの「相場からのズレ」が見えやすくなります。
相場観を養うなら、まず1か月は眺めるだけにするのも悪くありません。
この章の数字ベースの相場や価格推移をさらに深掘りしたい場合は、バイク検索サイト「グーバイク」の車両検索画面が参考になります。
トゥオーノ660ファクトリーの国内掲載台数と価格帯を一覧で確認できるページ
Tuono 660 Factory は、同じ660系のネイキッドの中でも装備が厚く、100HPエンジンやオーリンズ/KYB系サスペンション、リチウムバッテリーで装備重量181kgというスペックが特徴です。
これは、一般的な400クラスネイキッドの装備重量190〜200kgと比べると「フルパワーのまま400クラス並みの軽さ」というイメージで、ツーリングとワインディングを両立したいライダーにはかなり刺さるパッケージです。
Factoryグレードは標準のTuono 660よりも約2kg軽く、出力も5〜10HP高い傾向があり、日本仕様でも100HP・181kgという組み合わせになっています。
これを聞くと「新車一択では?」と感じるかもしれません。
結論は、用途と走行距離レンジ次第です。
中古で狙う場合、Factory特有の装備がすべてそのまま残っているかどうかは要チェックです。
シングルシートカウルが外されている、純正クイックシフターがキャンセルされている、リチウムバッテリーが通常のバッテリーに変わっているなど、価格を抑えるために「見えないところで戻されている」ケースもゼロではありません。mr-bike+1
装備が変わると、車重や電装負荷、積載性がさりげなく変わり、長距離ツーリング時の疲労度にも影響してきます。
装備の有無は必ず現車確認で写真と照らし合わせることが原則です。
海外個体では、北米仕様やEU仕様でハザードスイッチや灯火類の仕様、サイドリフレクターの有無が異なることがあります。topspeed+1
そのまま日本に持ち込むと、継続車検時に「ヘッドライト光軸や光量、ウインカー位置」で追加作業が発生し、数万円単位の出費になることもあります。
海外仕様はカタログ的には魅力的でも、検査ラインでの追加調整を見込んでおく必要があるということですね。
装備や仕様の差を厳密に把握したい場合は、輸入元公式のスペック情報を一度目を通しておくと、見落としが減ります。
ピアッジオ グループ ジャパンによるTuono 660 Factory公式スペック情報
実際にTuono 660 Factory の中古を検討したライダーの報告を見ると、「見た目はきれいだが、マフラーの変色やエンジンケース接合部のオイルにじみ、小さなボルト折れ」といった細かいダメージが見つかったという声が上がっています。
こうした症状は、走行距離数千kmでも現れることがあり、一見「軽症」に見えても、放置するとオイル漏れや点火不良など、後から大きな修理につながるリスクがあります。
中古購入時点で2〜3万円レベルの修理を見込んでおけば良いものから、10万円クラスの腰上オーバーホールに発展するものまで幅があります。
小さなオイルにじみ軽視は危険ということですね。
海外フォーラムでは、「よく知っているオーナーからしか中古は買わない」という意見が出るほど、整備履歴と前オーナーの乗り方を重視する人もいます。
参考)Reddit - The heart of the inte…
特にサーキット走行歴や頻繁な全開走行は、エンジンやサスペンションの消耗に直結し、3万km前後でリンク周りのオーバーホールが必要になる可能性もあります。
一般的な街乗りメインの3万kmと、スポーツ走行多めの3万kmでは、同じ距離でも中身がまるで違います。
走行距離だけで判断しないのが原則です。
チェックすべきポイントとしては、次のようなものがあります。
これらを自分で見るのが不安な場合は、購入前に販売店とは別の工場で有料点検を依頼するのも一つの手です。
数万円の事前チェックで、後から10万〜20万円の修理を避けられるなら、非常にコスパの良い保険になります。
プロの目を一度入れておけばOKです。
中古車チェックの「抜け漏れ」を減らしたい場合は、輸入車を多く扱うショップや、認定中古車制度のあるディーラーを利用する選択肢もあります。
工賃単価はやや高くなりますが、保証付きの1年目に初期不良を出し切れるメリットは大きいですね。
「中古で安く買えれば、それだけで得」という発想は、Tuono 660 Factory では必ずしも当てはまりません。
公式発表の新車価格145万〜156万円に対し、「Factoryを130万円程度で新車購入できた」という国内レビューもあり、一見すると中古相場とあまり変わらない水準まで値引きされていたケースも報告されています。
このような個体を掴めたライダーは、5年乗ってもリセールを考えると実質の減価が年10〜15万円程度に収まることがあります。
新車割安個体なら問題ありません。
一方、並行輸入や海外中古を個人輸入した場合、輸送費・通関・登録・予備検査などでトータル60万〜80万円上乗せされる例もあり、総支払い額が日本の新車を超えてしまうこともあります。motohunt+2
さらに輸入車ゆえに、正規ディーラー以外での診断機接続やECUアップデートが難しく、1回の点検費用が国産車より1〜2万円高くつく傾向もあります。
参考)ノアセレンがチョイス 2024注目の外車、ちょっと味見その…
5年で点検3回とすると、それだけで国産ミドルクラスより5〜6万円余分にかかるイメージです。
維持費の「じわじわ差」に注意すれば大丈夫です。
5年乗る前提でざっくり試算すると、次のようなイメージになります(数字は例示)。
単純化したモデルですが、「海外並行=本体が安いから得」とは言えないことが、なんとなくイメージできるはずです。
結論は「国内新車か、状態の良い国内中古」をベースに検討するのが現実的、ということですね。
このあたりの輸入車維持費の考え方や、初めての輸入ミドルクラスを買う際の注意点は、国内のインプレ記事やレビューも参考になります。
Aprilia TUONO 660 Factory の国内試乗レビューと価格・装備解説
Tuono 660 Factory は、カタログスペックだけを見るとサーキット寄りのストイックなモデルに見えますが、日本の峠道や日帰りツーリングでこそ真価を発揮するという評価もあります。
全長1995mm・ホイールベース1370mmというコンパクトな寸法と、181kgという軽さは、箱根や鈴鹿スカイラインクラスのタイトなワインディングで「650ccクラスとは思えないほどヒラヒラ曲がる」と表現されることもあります。
それでいてシート高820mmとアップライトめのバーハンドルのおかげで、一般道の移動や高速巡航も、スーパースポーツほどの疲労感はありません。
峠と下道を行き来する日本のライダー向きということですね。
一方で、「日帰り以上の荷物を積んで長距離ツーリング」に使うには、明確な弱点もあります。
タンク容量は15Lで、高速とワインディングを織り交ぜた走り方だと実燃費は20km/L前後になりがちです。bikedekho+1
東京ドーム1周ほどの距離(約1.2km)を往復する程度なら問題ありませんが、首都圏から日本海側まで一気に走るようなロングだと、200〜230kmごとに給油が必要なイメージです。
つまり給油間隔がやや短めです。
加えて、シート形状や荷掛けフックの少なさから、「大きめのシートバッグを安定して積む」のは少し工夫が必要です。mr-bike+1
ツーリング用途で使う場合は、リヤキャリアや専用サイドバッグステーを追加して「日帰り〜1泊の積載」を最初から設計しておくと、不満がかなり減ります。
リスクは積載と燃費まわりということですね。
このバランスを理解した上で、「平日は街乗りと通勤+週末峠」「年数回のロングツーリング」は問題なくこなせるモデルです。
逆に「年に何度も北海道や九州を一気に走り回る」なら、タンク容量と積載力の高い別モデルとの2台体制を検討する方が精神的に楽かもしれません。
日本の峠志向での使い勝手や印象を知りたい場合は、国内のツーリング系試乗記事が参考になります。
日本のワインディングでTuono 660 Factoryを試したインプレッション記事
最後に、この記事を読んでいるあなたは「国内新車」「国内中古」「海外個体」のどれを本命にしようと考えていますか?

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