

スポーツタイヤは空気圧を指定通りにすると硬すぎることがあります。
BATTLAX HYPERSPORT S23は、ブリヂストンが2024年2月に発売したスポーツタイヤです。従来モデルのS22から全方位で性能を向上させています。
参考)https://www.bridgestone.co.jp/products/tire/mc/products/detail/pr186/
最大の特徴は、トレッドエッジ部に搭載された新開発コンパウンドによる強力なエッジグリップです。バイクを深くバンクさせた際に接地する部分の性能を重点的に強化しています。つまりコーナリング性能が大幅に向上したということですね。
カテゴリとしては「スポーツ」と「ツーリング」の中間に位置づけられます。公道での快適性とサーキットでの高性能を両立させた設計です。フラッグシップのRS11に匹敵するグリップ力を持ちながら、日常使いにも適しています。
参考)【タイヤインプレ】完成度の高さを“公道”で再認識! BATT…
価格はフロント120/70ZR17で約22,000円〜25,000円、リア180/55ZR17で約37,000円程度です。
参考)【楽天市場】s23(ブランドブリヂストン)(タイヤ・ホイール…
S23は前モデルS22と比較して、複数の性能項目で改善を達成しています。まず耐摩耗性が8%向上し、ツーリングでの実用性が高まりました。
参考)【タイヤインプレ】ブリヂストンS23はエッジグリップ向上がす…
ウェット性能も大きく進化しています。ブレーキ制動距離は3%短縮、ウェットコンディションでのラップタイムは4%も改善しました。この性能向上は、ツーリングタイヤのT32で実績のあるパルスグルーブ技術をリアタイヤに採用したことによります。
参考)【BATTLAX HYPERSPORT S23装着レポート】…
パターン剛性の最適化も見逃せません。S22ではセンター部分に剛性が集中していましたが、S23では前後ともショルダーやエッジ部分に分散配置されています。タイヤ全域で力が発揮できるようになった結果、ロール時のふんばり感や応答性が向上しています。
フロントタイヤはケース剛性が向上し、思い通りのライントレースが可能になりました。コーナリング中の舵角が付きやすくなり、安全性も高まっています。
性能の進化が全方位というわけです。
参考)【バトラックス ハイパースポーツ S23×青木宣篤 公道イン…
S23はスーパースポーツ車に特に適したタイヤです。Z900RS、ZX-6R(636)、S1000RR、MV AGUSTA F3RRなど、多様なスポーツバイクでの装着実績があります。
スーパースポーツでの使用では、エッジグリップの強化が最も効果を発揮します。リアタイヤのグリップ向上は特に圧巻で、エッジからトラクションエリアでのグリップ力はフラッグシップモデルRS11にも匹敵します。
攻めた走りでも安心感がありますね。
サーキット走行を始めたいライダーにもおすすめです。タイヤウォーマーなしでも使用できるため、サーキット走行の初期投資を抑えられます。公道からサーキットまで、このタイヤ一本で対応できます。
重量バランスも良好で、組み込み時のバランスウェイトは最小限で済みます。国産プレミアムタイヤならではの精度の高さです。
S23は公道でこそ真価を発揮するタイヤだとブリヂストンは強調しています。サーキット性能だけでなく、日常使いでの快適性も重視した設計です。
ウェット路面での安心感は特筆すべきポイントです。雨の日の走行でも不安がなく、寝かしこみから立ち上がりまでアクセルをワイドに開けても全く問題ありません。グリップ力と接地感、安心感のすべてが得られます。公道での安全性が大幅に向上しているということですね。
長距離ツーリングでも疲労が少ないという評価があります。車体や乗り方とのマッチングが良いタイヤでのツーリングは本当に気持ち良いと感じるライダーが多いです。耐摩耗性が8%向上したことで、交換頻度も減らせます。
下りヘアピンでブレーキを残しつつコーナリングに入る際も、フロントの舵角が付きやすく安全にクリアできます。S23は不安を高揚感に変えてくれるタイヤだと評価されています。
公道ワインディングでややオーバースピードになった時でも、S23なら踏ん張りが効きます。オーバーランせずにカーブに入る操作ができるため、公道での安全性に大きく貢献しています。
S23の価格は販売店によって若干の差がありますが、おおよその目安を把握しておくと良いでしょう。フロントタイヤ120/70ZR17は22,670円〜25,300円の範囲です。
参考)https://kakaku.com/item/S0000995351/
リアタイヤのサイズ別価格は以下の通りです。160/60ZR17が34,000円、180/55ZR17が37,400円、190/50ZR17が38,300円、190/55ZR17が39,100円、200/55ZR17が41,500円となっています。
オンラインショップでは楽天市場やAmazon、Yahoo!ショッピングなどで購入できます。日本製の新品タイヤで、製造年も2025年製など新しいものが流通しています。
購入先を比較検討すると良いですね。
タイヤ交換時の工賃も考慮に入れましょう。専門店では組み込みがスムーズで、S23はツッパリ感がなく作業しやすいという評価があります。信頼できるショップでの交換をおすすめします。
性能と価格のバランスを考えると、S23は迷ったら選んで間違いないチョイスだと評価されています。ワイドレンジな性能を持つため、幅広いライダーのニーズに応えられます。
ブリヂストン公式サイトのBATTLAX HYPERSPORT S23製品ページで、詳細なスペック情報や技術解説を確認できます。
S23の性能を最大限引き出すには、空気圧管理が非常に重要です。標準の指定空気圧(フロント250kPa、リア290kPa)では、路面の粗さまで伝わりすぎると感じるライダーもいます。
参考)https://blog.reira-sports.com/?p=52026
実際の使用では、フロント230kPa、リア250kPa程度に落とすことで、剛性感を保ちつつマイルドなフィーリングになります。車重やライダーの体重によっても最適値は変わるため、自分に合った設定を見つけることが大切です。
ツーリング時の空気圧調整テクニックもあります。高速道路での移動前は冷間時に3.2程度に設定し、ワインディングを走る直前に温間状態で抜いて調整する方法です。温間と冷間の差を把握しておくと、現場で適切な空気圧に合わせられます。
空気圧を適切に管理すると、走行距離が大幅に伸びます。リア2.9程度で走行すれば、裸の状態でも1万km程度は持つという報告もあります。
空気圧が支配的な要素ということですね。
過度に低い空気圧(リア2.5km相当)で走り続けると、タイヤの摩耗が早まります。定期的に簡易エアゲージでチェックし、適正範囲を維持しましょう。
新品タイヤの皮むき(慣らし)は安全に性能を引き出すために重要です。S23は初期から安心感があり、どのバンク角からでも素直に倒したり起こしたりできます。
皮むき初日の朝駆けでも、トレッド面のゴム質とケース剛性のバランスが良く、すぐに安心感が得られます。クラウン形状が丸いため、徐々にバンク角を深めていく作業がしやすいです。皮むきに神経質になりすぎる必要はないということですね。
ただし、最初の数十kmは急激なバンクやハードブレーキは避けるべきです。タイヤ表面の離型剤を落とす期間として、穏やかな走行で全面を均等に使いましょう。
雨の日の皮むきも問題なく行えます。実際に雨降りの日に交換し、ウェット路面でのテストを行ったライダーの報告では、不安なく走行できたとのことです。
ウェット性能の高さが初日から実感できます。
S23は溝の配置(パターン剛性)を変更しており、S22で見られたフロントタイヤの偏摩耗に対処しています。適切な空気圧と走り方を守れば、長期間安定した性能を維持できます。
Webikeのタイヤインプレ記事では、S23のエッジグリップ向上について詳しく解説されています。