DIABLO ROSSO CORSA2 バイク性能とライフ評価

DIABLO ROSSO CORSA2 バイク性能とライフ評価

DIABLO ROSSO CORSA2 バイク性能評価

ツーリングメインで走ると真ん中だけ早く減ります。


この記事のポイント
🏍️
サーキット志向の高グリップ

ワールドスーパーバイク技術を投入した100%カーボンブラックコンパウンドで卓越したグリップ性能を実現

⏱️
タイヤライフは短め

サーキット走行含めて4,500~9,000km程度でスリップサインに到達する可能性あり

💰
価格帯

フロント約2.6~3.2万円、リア約2.5~4.7万円で前後セットなら3.3~3.8万円程度

DIABLO ROSSO CORSA2のグリップ性能と構造


DIABLO ROSSO CORSA2は、ピレリがワールドスーパーバイク選手権で培った技術を公道用タイヤに落とし込んだスポーツタイヤです。フロントタイヤには3ゾーンコンパウンドリアタイヤには5ゾーンコンパウンドを採用しており、中間部にはウェット路面でのグリップと摩耗性能を向上させるシリカを、エッジ部にはサーキットでのグリップを高める100%カーボンブラックコンパウンドを使用しています。


ウォームアップが非常に速いのが特徴です。


走り出してから約100メートル程度で膝を地面につけられるレベルまでタイヤが温まるという報告があり、数年前のタイヤと比較して信じられない性能だと評価されています。トレッドパターンは「フラッシュデザイン」と呼ばれる非連続の溝で、ボイドレシオ(溝の割合)は5%以下に抑えられながらも確実な排水性能を確保しています。ショルダー部はスリックライクなゾーンとなっており、深いバンク角でも安定したグリップ力を発揮します。


参考)http://speedstar.jp/products/detail.php?product_id=878


新設計のマルチラジアスプロファイルによってクイックな向き替えが可能で、素早いレーンチェンジと直線での安定感を両立しています。路面情報を豊富に感じられるため、路面の変化を的確に把握できるのが利点です。


DIABLO ROSSO CORSA2のライフと摩耗特性

タイヤライフについては、使用環境によって大きく異なります。サーキット走行を含む使用では4,500km程度でスリップサインが出始め、最終的にベルトが露出するまで使用したという報告があります。別のユーザーはサーキット走行10回を含めて約9,000kmまで使用できたと述べていますが、サーキット1日の走行でタイヤ寿命の20~25%が消耗するという指摘もあります。


参考)Pirelli Diablo Rosso Corsa 2 を…


公道メインの使用でも注意が必要です。


ツーリングや高速走行で使用すると、中央部だけが極端に摩耗する傾向があります。これは、スポーツ走行を想定した分割コンパウンド設計のため、直進時に接地する中央部のコンパウンドがライフ重視の配合になっているためです。のんびり走行ではネガティブな面が目立ち、積極的な入力によって本来の性能を発揮するタイヤだと評価されています。


参考)https://www.monotaro.com/review/product/03750552/


経年劣化も考慮する必要があります。3年間で13,000km走行した事例では、外観上はまだ走れそうでも、タイヤがサラサラな感触になりグリップ感がほぼ感じられなくなったという報告があります。エアバルブの劣化によって空気が抜けやすくなる点にも注意が必要です。


走行スタイルがマッチしないとコストパフォーマンスは悪化します。スポーツ走行やサーキット利用が前提のタイヤなので、通勤やツーリングメインの場合は別のタイヤ選択を検討した方が経済的です。


DIABLO ROSSO CORSA2の価格とコストパフォーマンス

DIABLO ROSSO CORSA2の価格は、フロントタイヤ(120/70ZR17)が約26,000~32,000円、リアタイヤはサイズによって約25,000~47,000円の範囲です。前後セットでは約33,000~38,000円程度で販売されています。


参考)https://kakaku.com/item/S0000925237/


値段が張るため、ここぞという時に履きたいタイヤという意見があります。サーキット走行やスポーツ走行を頻繁に行うライダーにとっては、グリップ性能とタイヤライフのバランスを考えると妥当な価格設定です。一方、公道での通常走行がメインの場合、タイヤライフの短さを考慮するとコストパフォーマンスは低めになります。


購入タイミングで価格差が出ることも。


2りんかんなどの大手チェーン店では前後セット特価で35,800円程度で販売されることもあり、通常価格より若干安く入手できる可能性があります。ただし、旧モデルのDIABLO ROSSO IIと比較すると、CORSA2の方がサーキット志向が強いため、用途に応じて選択することが重要です。


タイヤ交換の工賃も考慮すると、前後セットで総額4~5万円程度の出費を見込む必要があります。スポーツタイヤとしては標準的な価格帯ですが、年間走行距離が多いライダーは交換頻度が高くなるため、年間のタイヤコストを事前に計算しておくと良いでしょう。


DIABLO ROSSO CORSA2のサーキット走行性能

サーキット走行では、膝を地面につけるレベルのバンク角でも安定したグリップを発揮します。ドニントンパークでのテスト走行では、ピットレーンから約100メートルの第1コーナーで既に膝をつけられるほどの素早いウォームアップ性能が確認されています。ダンロップ・スポーツマートMK3やブリヂストンS22と並んで、ベストクラスのタイヤという評価を受けています。


注意すべき特性もあります。


サーキット走行での不満点として、熱ダレしやすい可能性があること、転倒の予兆が一切なくいきなりズバっと滑ること、フルブレーキング時にフロントタイヤがロックしやすいことが挙げられています。これは、フロントタイヤの中央部がライフ重視のコンパウンドになっているためです。


タイヤが摩耗すると熱容量も減少するため、熱ダレしやすくなる点にも注意が必要です。ただし、熱容量が減る分だけ温まりやすくなるというメリットもあるため、気温が低い時期のサーキット走行では有利に働く場合もあります。


FIM Supersport 300世界選手権で使用されているDIABLO SUPERCORSAのSC2コンパウンドに近い配合が採用されており、広い温度域で機能するためレース環境にも耐えられる設計です。Cub Cupの優勝チームも使用しており、雨天時や気温が低めの条件下では特に優れた性能を発揮したという報告があります。


参考)cub cup優勝チームの足元はDIABLO™ ROSSO …


DIABLO ROSSO CORSA2のウェット性能と公道での使用感

ウェット性能については、雨天時や気温が低い条件下で優れたグリップを発揮するという評価があります。中間部にシリカを配合したコンパウンドが、濡れた路面でのグリップ向上に貢献しています。ただし、ボイドレシオが5%以下と溝が少ないため、豪雨時の排水性能には限界があることを理解しておく必要があります。


公道での使用感は賛否が分かれます。


冬場でも滑る気配は一切ないという肯定的な意見がある一方で、のんびり走るとネガティブな面が目立つという指摘もあります。積極的な入力によって性能が変化するタイヤなので、スポーツ走行を楽しむライダーには適していますが、ゆったりとしたツーリングメインのライダーには不向きです。


空気圧の管理も重要な要素です。寿命を迎えた状態でリア2.9kg/cm²(温間で約3.3kg/cm²相当)という高めの空気圧で長距離を走行すると、異常なほど疲労が蓄積するという報告があります。現在は乗り心地を重視して、サスペンションをプリロードダンパー共に最弱にした上で、必要に応じて空気圧を下げる調整が推奨されています。


路面が荒れている時や低速時でもしっかりとした接地感を保ち、ふらつかない安定性があります。ただし、経年劣化が進むと2~3年でグリップ感がほぼ失われるため、製造年月日を確認して購入することが大切です。タイヤの性能を最大限に引き出すには、定期的なメンテナンスと適切な使用環境が不可欠です。


ピレリ ディアブロ・ロッソ コルサ II レビュー - KNOX
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DIABLO ROSSO CORSA II | オートバイタイヤ専門店 speed star
コンパウンド構造やトレッドデザインの技術的詳細について解説されています。




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