

交換直後のタイヤで急加速すると、センター摩耗が早まって2,000km時点で交換になります。
QUALIFIER2は、リアタイヤのセンター部分とショルダー部分に異なるゴムを配置したマルチトレッド構造を採用しています。センター部分には耐久性を重視した長持ちコンパウンド、ショルダー部分にはコーナリング時のグリップを重視したコンパウンドを使用することで、直進安定性とコーナリング性能を両立させています。
参考)ONLINE TYRE SHOP DL-TYRE/商品詳細 …
この技術により、通勤やツーリングでの直進走行時にはセンター部分の耐久性が活きて長寿命を実現し、ワインディングでバンクした際にはショルダー部分の高グリップが安全性を確保します。センターとサイドで径の違いを持たせるCTT(キャンバースラストチューニングテクノロジー)により、倒し込みの自然さも追求されています。
参考)【Page4】DUNLOP Qualifier II 特集記…
スポーツタイヤとツーリングタイヤの中間的な性格を持つため、週末のワインディング走行と平日の通勤を両立したいライダーに適したタイヤです。
オールマイティータイヤということですね。
QUALIFIER2にはHES-JLB(ハイエロンゲーションスチールジョイントレスベルト)という構造が採用されており、より多く撚り合わせたスチールコードをベルトとして使用しています。スチールコードは元々1本ではなく複数の細い線を撚って構成されており、この撚りを増やすことで強度と柔軟性を両立させています。
参考)https://ameblo.jp/ricoland-saitama/entry-12158615414.html
スチールの特性として、繊維素材よりも発熱が早いという点があります。つまり走り始めの数キロでタイヤが適温に達しやすく、冷えた状態からでもグリップ力を確保できます。冬場の通勤や早朝のツーリング出発時など、タイヤが温まっていない状況でも安心して走行できる設計です。
カーカステンションコントロール(CTCS)という技術により、ベルトの張力分布も最適化されており、これが自然なフィーリングにつながっています。
剛性と柔軟性を両立したということです。
QUALIFIER2にはハイシリカという素材が配合されており、これが低温時や雨天時のグリップ力向上に貢献しています。シリカ(Si系素材)はカーボン(C)の代わりにゴム分子の補強に使われ、カーボン配合に比べて低温時の柔軟性が高いという特性を持ちます。
気温が低い時や雨天時には、通常のカーボン主体のコンパウンドは硬くなりがちですが、シリカ配合により路面への追従性が保たれ、グリップ力が維持されます。これにより、走り始めのタイヤが温まっていない状態でも、そこそこのグリップを発揮します。
さらに超微粒子カーボンも配合されており、非常に細かなカーボン粒子が接地面積を増やしてグリップ力を強化しています。梅雨時期のツーリングでも安心して走れる性能です。
雨天でも安定した性能が基本です。
QUALIFIER2は前後セットで25,600円から29,800円程度で販売されており、スポーツラジアルタイヤとしては比較的手頃な価格帯に位置しています。バイクショップのセール時には目玉商品として扱われることも多く、コストを抑えてスポーツタイヤを試したいライダーに人気があります。
参考)https://ameblo.jp/gifu-ryutaro/entry-12678071576.html
耐久性については、センター部分のロングウェアリングコンパウンドにより一定の寿命は確保されていますが、スポーツ走行を多用するライダーからは「思ったより短い」という声もあります。あるレビューでは、BMW F800Rでスポーツ走行主体の使い方をした場合、予想よりも早く摩耗したという報告があります。
参考)BMW F800R‥VW Golf‥바이크‥냥이들 : 네이…
走行スタイルによって寿命は大きく変わるため、通勤主体なら長持ちしますが、ワインディング主体だと交換サイクルが早まる傾向があります。走行距離10,560kmでリアのスリップサインが出たという事例もあります。ライディングスタイルで変わるということですね。
参考)dunlop qualifier iiに関する情報まとめ -…
QUALIFIER2は大排気量バイク向けのスポーツラジアルタイヤとして開発されており、主に400cc以上の車種に適しています。フロントタイヤは120/70ZR17、120/65ZR17、120/60ZR17などのサイズがあり、リアタイヤは160/60ZR17から190/55ZR17まで幅広く展開されています。
一般的な組み合わせとしては、120/70ZR17+180/55ZR17や120/70ZR17+190/50ZR17のセットが人気です。許容リム幅もサイズごとに設定されており、例えば180/55ZR17は5.50-6.00インチのリム幅に対応しています。
フロントとリアで構造が異なり、フロントは通常のベルト+クロスカーカス構造、リアはJLB構造を採用しています。これは前後それぞれのタイヤが使われる状況に合わせてチューニングされた結果です。同じサイズでも前後で最適化されているということです。
新品のタイヤ表面には製造時の離型剤が付着しており、この被膜を除去する「皮むき」作業が必要です。皮むきを適切に行わないと、タイヤ本来のグリップ性能を発揮できません。
参考)【疑問】タイヤの皮むきってなんで必要なの?タイヤメーカーに聞…
夏タイヤの場合、100km以上の距離を80km/h以下の速度で走行することが目安とされています。ただし距離はあまり関係なく、タイヤ表面全体を使えるように走ることが重要です。つまり直進だけでなく、緩やかなコーナーでバンクさせて、センターからショルダー部まで満遍なく路面に接地させる必要があります。
参考)新品タイヤ装着車は皮むきが大切!パフォーマンスの維持につなが…
皮むき期間中は急加速、急ブレーキ、深いバンク角でのコーナリングを避け、穏やかな走行を心がけてください。この慣らし走行を怠ると、初期のスリップ事故につながる危険があります。タイヤ交換後は気を付けなきゃならないんですね。
参考)09イヂリ。 MT-09 D.I.Y. CUS…
皮むき完了後は、段階的に走行スピードやバンク角を上げていき、タイヤの性能を確認しながら通常走行に移行します。
焦らず慎重に行うことが大切です。
タイヤの性能を最大限に引き出すには、メーカー指定の空気圧を守ることが絶対条件です。一般的にバイクのタイヤは150~300kPa(約2.0kg/cm²前後)の範囲で設定されていますが、車種ごとに最適値が異なります。
空気圧の測定は必ず走行前、タイヤが冷えた状態(冷間時)で行ってください。タイヤが温まっていると中の空気が膨張し、実際より高い数値が表示されてしまいます。今のタイヤは10kmも走れば空気圧が変わるため、正確な測定には冷間時の計測が必須です。
空気圧が高すぎるとグリップ性能が低下し、乗り心地も悪化します。逆に低すぎると通常のハンドリングができなくなり、高速走行時にタイヤがバーストする危険性があります。月に一度はエアゲージで空気圧をチェックし、指定範囲内であることを確認しましょう。
冷間時測定が原則です。
QUALIFIER2はスポーツ性能と耐久性のバランスを取ったタイヤですが、サーキット走行のような極限状態での使用は想定されていません。純粋なレース用タイヤと比べると、高温時のグリップ持続性では劣る設計になっています。
空気圧を自己判断で大きく変更することも危険です。「グリップが欲しいから空気圧を下げよう」と考えて過度に下げると、返ってグリップ力が低下し燃費も悪化する可能性があります。さらにバーストやスリップといった事故リスクも高まります。
コンプレッサーで空気を入れる際、単位の桁を読み間違えると非常に危険です。実際にトラックタイヤの破裂による死亡事故も発生しているため、空気圧の単位(kPaやkg/cm²)を必ず確認してください。
入れすぎは厳しいところですね。
タイヤ交換直後の急激な走行も避けるべきです。皮むきが終わっていない状態で急加速や深いバンクをすると、ケツが滑って転倒する危険があります。交換後100km程度は慎重な走行を心がけましょう。
タイヤを長持ちさせるには、定期的な空気圧チェックが最も重要です。タイヤの空気は自然に減少するため、月に一度は必ず測定して指定空気圧に調整してください。空気圧不足の状態で走行すると、タイヤの寿命が大幅に縮み、異常摩耗の原因にもなります。
急加速や急ブレーキを避けた穏やかな走行を心がけることも、タイヤ寿命延長につながります。特にセンター部分の摩耗を抑えるには、信号待ちからの急発進を控えめにすることが効果的です。スポーツ走行主体のライダーは、どうしても摩耗が早まる傾向があります。
長期間バイクに乗らない場合は、直射日光や雨を避けた屋内保管が理想的です。タイヤのゴムは紫外線や温度変化で劣化するため、カバーをかけるなどの対策が有効です。保管時もタイヤの空気圧は指定値を保ち、平らな場所に置いて変形を防ぎましょう。
溝の深さが残っていても、製造から5年以上経過したタイヤはゴムの劣化が進んでいる可能性があります。タイヤ側面に刻印されている製造年週を確認し、古いタイヤは早めに交換を検討してください。
安全性には期限があります。
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DUNLOP(ダンロップ)バイクタイヤ QUALIFIER2 フロント 120/70ZR17 M/C (58W) チューブレスタイプ(TL) ヤマハYZF-R1('12)用 283083 二輪 オートバイ用