

バリオス2を10万円台で買ったら年間20万円かかります。
バリオス2(ZR250B)は1997年から2007年まで製造されたカワサキの250cc並列4気筒ネイキッドバイクです。初代バリオスの後継モデルとして、より現代的なスタイリングと扱いやすさを追求して開発されました。
エンジンは水冷4ストローク並列4気筒DOHC4バルブで、最高出力は40PS/14,000rpmを発揮します。車両重量は164kgと軽量で、街乗りからワインディングまで幅広く楽しめるのが特徴です。
シート高は755mmと比較的低めに設定されており、身長160cm台後半の方でも両足のつま先が地面に届きます。
つまり初心者でも扱いやすいということですね。
4気筒エンジン特有の高回転域での伸びやかな加速感と、甲高い排気音がバリオス2の最大の魅力といえます。14,000回転までスムーズに回るエンジンは、250ccクラスでは貴重な存在です。
ただし生産終了から15年以上が経過しているため、程度の良い個体を見つけるには根気が必要になります。
バリオス2の中古相場は、車両の状態や走行距離によって10万円から40万円程度まで幅があります。2024年から2025年にかけて、程度の良い個体は値上がり傾向にあります。
価格帯別の特徴を見ていきましょう。
10万円~15万円の価格帯
20万円~30万円の価格帯
30万円以上の価格帯
これが現在の相場です。
近年は旧車ブームの影響で、4気筒250ccバイクの需要が高まっています。特にバリオス2は程度の良い個体が減少しているため、2020年と比較すると平均相場が5万円ほど上昇しました。
購入を検討する際は、安すぎる個体には注意が必要です。エンジンの異音やオイル漏れ、キャブレターの不調など、後から高額な修理費が発生するリスクがあります。
実際の購入費用は車両本体価格に加えて、諸費用として3万~5万円程度が必要になります。これには自賠責保険、登録代行費用、納車整備費用などが含まれます。
バリオス2を所有する場合、年間の維持費は最低でも15万円程度を見込んでおく必要があります。予想外の修理が発生すると、年間25万円を超えることも珍しくありません。
主な維持費の内訳は以下のとおりです。
必須の固定費(年間)
定期メンテナンス費用(年間目安)
これが基本的な維持費です。
さらにバリオス2特有のコストとして、キャブレター車ならではの整備費用があります。冬季に長期間放置するとキャブ内のガソリンが固着し、オーバーホールが必要になることがあります。
作業工賃込みで3万~5万円が相場です。
部品供給の問題も深刻です。純正部品の多くが廃番になっており、中古部品やリプロ品を探す必要があります。例えばメーターケーブルが切れた場合、純正新品は入手困難で、中古品でも5,000円以上します。
ガソリン代は走り方にもよりますが、燃費が20~25km/Lなので、月間500km走行なら月2,000~2,500円程度です。
年間で2.4万~3万円になります。
カワサキモータースジャパン公式サイト
上記のカワサキ公式サイトでは、現行モデルの情報のほか、メンテナンスに関する基本的な情報も確認できます。
バリオス2は生産終了から15年以上経過しているため、経年劣化による故障リスクが高まっています。購入前に知っておくべき弱点と、その対処法を押さえておきましょう。
キャブレターの不調
最も多いトラブルがキャブレターの詰まりです。4気筒なので4つのキャブが同調していないと、アイドリング不安定や加速不良が起きます。
症状としては以下が挙げられます。
キャブのオーバーホールは専門店で3万~5万円かかります。冬季は必ずガソリンを抜くか、燃料添加剤を入れて保管すると詰まりを防げます。
レギュレーターの故障
バリオス2のレギュレーター(電圧調整器)は熱に弱く、夏場の渋滞走行で故障しやすい部品です。
故障するとバッテリーが過充電になり、最悪の場合はバッテリー液が沸騰して破裂する危険があります。
症状が出たら即座に交換が必要です。
純正部品は廃番のため、社外品で対応します。部品代と工賃込みで1.5万~2万円が相場です。予防策として、夏場の長時間アイドリングは避けましょう。
フロントフォークのオイル漏れ
走行距離2万kmを超えると、フロントフォークのオイルシールが劣化してオイル漏れを起こすケースが増えます。フロントブレーキディスクにオイルが付着すると制動力が著しく低下するため、早急な修理が必要です。
オイルシール交換とフォークオイル交換で、工賃込み2万~3万円です。放置するとフォーク内部が傷つき、さらに高額な修理になります。
エンジンからのオイル漏れ
カムチェーンテンショナーガスケットやクランクケースカバーのガスケットが劣化すると、オイル漏れが発生します。少量の滲み程度なら緊急性は低いですが、地面に滴るレベルなら早めの対処が必要です。
ガスケット交換は部品代が安くても、工賃がかかります。エンジンを分解する作業なので、3万~5万円を覚悟しておきましょう。
バリオス2はカスタムベースとしても人気があり、マフラーやハンドル周りを中心に様々な社外パーツが今でも流通しています。ただし純正部品同様、廃番になっているパーツも多く、中古品を探すのが基本です。
人気のカスタムジャンルを紹介します。
マフラー交換
4into1タイプの集合マフラーが定番です。純正マフラーは静かすぎて物足りないと感じるライダーが多く、社外マフラーに交換することで4気筒らしい高音を楽しめます。
人気のブランドはヨシムラ、モリワキ、ストライカーなど。中古市場では2万~5万円で取引されています。
注意点は騒音規制です。近年は騒音取締りが厳しくなっており、JMCA認定マフラー以外は車検(250ccは車検不要ですが)や警察の取締り対象になる可能性があります。
音量は96dB以下に抑えましょう。
ハンドル・ステップ周り
ネイキッドバイクらしいアップハンドルへの変更や、バックステップの装着が人気です。アップハンドルは街乗りの快適性が向上し、バックステップはスポーツ走行でのライディングポジション改善に役立ちます。
ただしハンドル交換時はブレーキホースやクラッチワイヤーの長さ調整が必要なため、工賃込みで3万円程度かかります。
外装カスタム
カウルレスのネイキッドスタイルですが、ヘッドライトカウルやアンダーカウルを装着してレーサーレプリカ風にするカスタムも見られます。
塗装剥げやキズが目立つ外装は、自分で塗装するという選択肢もあります。缶スプレーで全塗装すれば材料費1万円以内で済みますが、仕上がりは技術次第です。
プロに依頼する場合、全塗装で5万~10万円が相場です。
中古でバリオス2を購入する際は、現車確認が絶対に必要です。写真だけで判断すると、後から想定外の不具合が見つかり、結局高くつくことがあります。
実車確認時の具体的なチェックポイントを挙げます。
エンジン始動とアイドリング
セルでの始動性を確認しましょう。セルボタンを押してから3秒以内にエンジンがかかるのが理想です。5秒以上かかる場合は、バッテリー弱体化かキャブの不調が疑われます。
アイドリング回転数は1,200~1,500rpm程度で安定しているか見てください。回転が上下に揺れる場合は、キャブの同調がずれているか、エアクリーナーが汚れている可能性があります。
異音の有無
エンジンから異音がしないか耳を澄ませます。特に「カラカラ」という金属音はカムチェーンの伸びやテンショナーの不良を示唆します。放置すると重大なエンジン故障につながるため、この音がする個体は避けましょう。
排気音も確認します。「パン、パン」とバックファイヤーが頻発する場合は、キャブのセッティング不良です。
オイル漏れのチェック
エンジン下部やフロントフォーク、リアショックからオイルが漏れていないか目視します。地面に新聞紙を敷いて5分ほど待ち、オイルの滴下がないか確認するのも有効です。
少量の滲み程度なら許容範囲ですが、滴下レベルは即修理が必要です。
修理費用を値引き交渉の材料にしましょう。
電装系の動作確認
ライト、ウインカー、ホーン、メーターすべてが正常に作動するか確認します。特にメーターのバックライトが切れている個体が多く、夜間走行で不便です。
バッテリーの電圧も測定できるならチェックしましょう。エンジン停止時で12.5V以上、アイドリング時で13.5~14.5Vあれば充電系統は正常です。
書類の確認
車検証(軽自動車届出済証)、自賠責保険証、譲渡証明書、定期点検記録簿が揃っているか確認します。特に定期点検記録簿があれば、過去のメンテナンス履歴が分かって安心です。
メーター改ざんの有無も気になるところです。走行距離が極端に少ない個体は、メーター交換歴がないか販売店に確認しましょう。
試乗できるなら必ず試乗してください。低速から高速まで各ギアでの加速感、ブレーキの効き、ハンドリングを体感することで、写真では分からない状態が把握できます。

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