

実はStreetfighter V4 Sを新車で買うより、認定中古車の方が保証付きで30万円以上安く手に入るケースがあります。
Ducati Streetfighter V4 Sの国内メーカー希望小売価格は、2024年モデルで税込み約323万円(ベースグレードのV4は約270万円)です。これはドゥカティジャパンが公式に設定している価格で、オプションや購入店舗によって最終的な支払い金額は異なります。
2024年モデルの主な変更点として、Euro5+排ガス規制への対応が挙げられます。エンジン出力は208馬力(V4 S)を維持しつつ、電子制御システムが刷新されました。スマートフォン連携が可能な新世代のダッシュボードも採用され、利便性が向上しています。
つまり価格は上がりつつも装備は充実しているということです。
ボディカラーは従来のアーバングレーに加え、2024年からはダークステルスも追加されています。ダークステルスはマットブラック系の落ち着いた仕上がりで、街乗りでも目立ちすぎないと人気が高いです。
| グレード | 国内価格(税込) | 主な装備差 |
|---|---|---|
| Streetfighter V4 | 約270万円 | 標準サスペンション、鍛造ホイールなし |
| Streetfighter V4 S | 約323万円 | Öhlinsサス、鍛造アルミホイール、コーナリングライト |
| Streetfighter V4 SP2 | 約450万円〜 | フルカーボン外装、チタンボルト採用 |
V4とV4 Sの価格差は約53万円です。この差額でÖhlinsの電子制御サスペンションと鍛造ホイールが手に入ると考えると、サーキット走行も視野に入れているライダーにとってはV4 Sの方がコスパが良い場合もあります。
V4 Sが条件です、という判断基準は「週末にワインディングやサーキットを走りたいかどうか」で決まると言えます。
V4 Sを所有する上で避けられないのが維持費の問題です。購入価格だけに目が向きがちですが、年間を通じたランニングコストも把握しておく必要があります。
まず税金面から見ると、排気量1,103ccなので自動車税(軽自動車税)は年間6,000円です。これは意外と安いですね。ただし重量税や車検費用を加えると、2年ごとの車検では工賃込みで10〜15万円程度の出費になります。
保険は大きな出費です。
任意保険は車両保険なしでも年間5〜10万円、車両保険を付けると15〜25万円程度になるケースが多いです。V4 Sは車両価格が高いため、盗難リスクを考えると車両保険の加入を検討するライダーが多いです。
消耗品では特にタイヤ代が無視できません。純正装着のPirelli Diablo Rosso Corsa IIクラスのタイヤは前後セットで5〜7万円前後です。スポーツ走行メインなら年1回以上の交換が必要になることもあります。東京ドームのグラウンド面積(約1.3万㎡)を走り続けるイメージをすると、タイヤの消耗がいかに速いか実感できます。
年間維持費の合計は保守的に見ても40〜60万円程度というのが実態です。月換算すると3.3〜5万円。これが維持費の現実です。
V4 Sと同じスーパーネイキッドカテゴリで競合するモデルと価格を比較してみます。競合との差を知ることで、V4 Sの立ち位置がより明確になります。
| モデル | 排気量 | 最高出力 | 国内価格(税込) |
|---|---|---|---|
| Ducati Streetfighter V4 S | 1,103cc | 208ps | 約323万円 |
| BMW M 1000 R | 999cc | 210ps | 約380万円 |
| Aprilia Tuono V4 Factory | 1,077cc | 175ps | 約295万円 |
| KTM 1290 Super Duke R EVO | 1,301cc | 180ps | 約280万円 |
BMW M 1000 Rと比べると約57万円安い一方、出力はほぼ同等です。これは使えそうです。
Aprilia Tuono V4 Factoryは約28万円安いですが、最高出力で33ps劣ります。KTM 1290 Super Duke R EVOは価格・排気量ともに魅力的ですが、ブランドバリューや乗り味は大きく異なります。V4 Sは「価格・性能・ブランド」のバランスで最も高い総合評価を得るモデルと言えるでしょう。
ただし、Ducatiディーラーは全国主要都市に集中しているため、地方在住のライダーはアフターサービスの距離も購入前に確認しておくのが基本です。最寄りのドゥカティ正規ディーラーはドゥカティジャパン公式サイトで確認できます。
Ducati Japan 公式サイト(正規ディーラー検索・最新価格確認)
新車価格323万円という数字に躊躇するライダーも多いはずです。そこで注目したいのが認定中古車(Ducati Approved)プログラムです。
ドゥカティジャパンの認定中古車は、正規ディーラーが点検・整備を行い、走行距離や状態に応じた保証が付きます。2〜3年落ちのV4 Sであれば、270〜290万円台で購入できるケースがあります。つまり50万円以上の差が出ることもあるということです。
一般の中古車市場(カーセンサー、バイク王、グーバイクなど)では、状態の良い個体なら240〜280万円程度で流通しています。ただし一般中古は保証がない場合がほとんどなので、購入後すぐに高額修理が発生するリスクがあります。
購入後の後悔を防ぐためには、走行距離だけでなくサービス記録簿(整備手帳)の有無を必ず確認することが条件です。Ducatiは1万km前後でのタイミングベルト交換(デスモサービス)が必要なモデルもあるため、サービス履歴の確認は必須です。
なお「デスモサービス」はDucati独自の動弁機構メンテナンスで、工賃含め10〜15万円程度かかります。これを未実施のまま放置しているケースが中古市場にあるため、購入前の確認が重要です。
日本円安が続く現在、並行輸入でV4 Sを安く買えると思っているライダーも一定数います。しかし実際には、並行輸入のコストは思ったより圧縮されないのが現実です。
欧州での現地価格は2024年時点で約21,890ユーロ(V4 S)です。1ユーロ=160円換算で約350万円になります。これに輸送費(15〜25万円)・通関費用・国内登録費用・安全基準適合費用を加えると、最終的に380〜400万円超になることも珍しくありません。これは痛いですね。
正規輸入車の方が安くなる、というのが結論です。
並行輸入の最大のデメリットは、万が一の際にメーカー保証が一切受けられない点です。また、欧州仕様と日本仕様では灯火類やスピードメーターの表示が異なる場合があり、車検時にトラブルになるケースも報告されています。
一方で、為替の恩恵を受けやすいのが「純正アクセサリー」の個人輸入です。Ducati Performanceのアクセサリーパーツは、日本国内定価と比べて海外通販(Revzilla等)を利用すると20〜30%安く購入できるケースがあります。パーツ単体の個人輸入は関税額も少なく、リスクを抑えながらコストダウンできる現実的な方法です。
購入方法を検討する際は「本体は正規で、アクセサリーはうまく個人輸入」というハイブリッド戦略が、コストと安心感のバランスが良い選択肢です。
参考として、Ducati Performanceアクセサリーの取り扱いが豊富な海外通販サイトはこちらで確認できます。
Revzilla(Ducatiアクセサリーの海外通販・価格比較に有用)

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