

GTS300は高速道路で燃費が悪化します。
vespa GTS300 Super Tech ('22)は、イタリアの名門ピアジオが製造する300ccクラスのプレミアムスクーターです。278ccの単気筒4ストロークエンジンを搭載し、最高出力23.8ps/7,750rpm、最大トルク23Nm/5,000rpmを発生します。
車両重量は169kgと、このクラスとしては標準的な重量です。シート高は790mmで、身長160cm台の方でも足つき性は良好な設計になっています。燃料タンク容量は9.0リットルで、実用燃費を考えると航続距離は約200km程度確保できます。
Super Techモデルの最大の特徴は、ASR(アンチスリップレギュレーション)を標準装備している点です。これは簡易的なトラクションコントロールシステムで、雨天時や滑りやすい路面での急加速時にリアタイヤの空転を抑制します。
つまり安全性が高いということですね。
フロントブレーキには直径300mmのディスクを採用し、ABSも標準装備されています。リアは直径240mmのディスクブレーキで、前後ともに信頼性の高い制動力を確保しています。
タイヤサイズはフロントが120/70-12、リアが130/70-12と、スクーターとしては太めの設定です。グリップ力と安定性を重視した選択と言えます。
カタログ上の燃費値(WMTCモード値)は約30km/L程度とされていますが、実際の使用環境では大きく変動します。市街地走行では信号待ちや発進停止が多いため、実燃費は約23〜27km/Lの範囲に収まることが多いようです。
郊外や流れの良い国道では、エンジン回転数が安定するため燃費が向上します。このような条件下では28〜32km/L程度の燃費を記録するケースも報告されています。
燃費が最も良くなる条件ですね。
一方、高速道路では意外にも燃費が悪化する傾向があります。これはスクーター特有の現象で、高回転域を維持する必要があるため、実燃費は20〜24km/L程度まで低下します。300ccエンジンとはいえ、100km/h巡航では5,000rpm以上回っている状態が続くためです。
燃料タンク容量が9リットルと控えめなため、給油頻度はやや高めです。市街地メインの使用で約200km、郊外メインなら250km程度が給油の目安となります。
つまりこまめな給油が必要ということです。
燃費を向上させるコツとしては、急加速を避け、エンジン回転数を4,000rpm以下に保つ走りを心がけることが有効です。特に発進時のアクセル操作を丁寧にするだけで、3〜5km/L程度の改善が見込めます。
2022年モデルの新車価格は、メーカー希望小売価格で1,050,500円(税込)に設定されています。これは300ccスクーターとしては高価格帯に位置しますが、イタリアンブランドの品質とデザイン性を考慮すれば妥当な価格設定と言えます。
中古車市場では、2022年式の走行距離5,000km以下の個体で85〜95万円程度が相場です。走行距離1万km超の個体なら75〜85万円程度まで価格が下がります。
状態の良い低走行車を狙うのが基本です。
年間維持費の内訳を見てみましょう。自賠責保険(250cc超)は1年契約で約7,100円、2年契約なら約9,440円(年間約4,720円)です。任意保険は契約者の年齢や等級により大きく変動しますが、30歳以上で6等級なら年間3〜5万円程度が目安となります。
軽自動車税は排気量250cc超のため、年額6,000円です。定期点検費用は年1回で約15,000〜20,000円、オイル交換は年2回として約8,000〜10,000円(工賃込み)が標準的です。
タイヤ交換は2〜3年に1回程度で、前後セットで工賃込み約30,000〜40,000円です。年間走行距離5,000kmと仮定すると、ガソリン代は燃費25km/Lとして約200リットル必要なので、レギュラー170円/Lなら年間約34,000円となります。
すべてを合計すると、年間維持費は約12〜15万円程度が現実的な金額です。これは任意保険の金額によって大きく変動しますが、一般的な維持費の目安として覚えておくと良いでしょう。
Super Techモデルの特徴的な装備として、ASR(アンチスリップレギュレーション)があります。これはリアタイヤの回転速度をモニタリングし、異常な空転を検知すると自動的にエンジン出力を制御するシステムです。雨天時の急加速や砂利道での発進時に効果を発揮します。
照明系は全面的にLEDを採用しています。ヘッドライトは上下2段のLEDユニットで、ロービームでも十分な照射範囲を確保しています。テールランプとウインカーもLED化されており、視認性が高いのが特徴です。
意外ですね。
メーターパネルは液晶ディスプレイを採用し、速度計、燃料計、時計、オドメーター、トリップメーターなどの情報を表示します。ただし、バックライトの明るさがやや控えめで、日中の直射日光下では視認性がやや低下するという指摘もあります。
収納スペースはシート下に約39リットルを確保しており、フルフェイスヘルメット1個とジェットヘルメット1個を同時に収納できる容量です。さらにグローブボックスもあり、小物の収納には困りません。
これは便利ですね。
サスペンションはフロントがシングルアーム式、リアがデュアルショック式を採用しています。イタリア車らしい硬めのセッティングですが、路面からの情報がダイレクトに伝わるスポーティな乗り味を実現しています。
イタリア製スクーターならではの注意点として、部品供給の問題があります。一般的な日本車と比較すると、消耗品以外のパーツは取り寄せに時間がかかる場合が多く、2〜3週間待つケースも珍しくありません。急ぎの修理が必要な状況を想定すると、これは痛いところです。
購入前に必ず確認すべきは、近隣のピアジオ正規ディーラーの有無です。メンテナンスや修理は正規ディーラーでの対応が基本となるため、自宅から通える範囲にディーラーがあるか事前に調べておく必要があります。ディーラーが遠いと、定期点検のたびに長距離移動が必要になります。
中古車を購入する際は、特にエンジンオイルの管理状態を確認してください。GTS300のエンジンはオイル管理が適切でないと、バルブ周りのトラブルが発生しやすい傾向があります。オイル交換記録簿の有無をチェックするのが原則です。
フロントサスペンションのシングルアーム部分は、定期的なグリスアップが必要な箇所です。これを怠ると異音が発生したり、動きが渋くなったりします。中古車の試乗時には、フロントを沈み込ませてサスペンションの動きを確認することをおすすめします。
タイヤの銘柄にも注意が必要です。純正装着タイヤはミシュラン製が多いですが、交換時に安価な中国製タイヤを装着している場合があります。グリップ力や耐久性に差が出るため、タイヤ銘柄は購入前に必ず確認しましょう。
これが基本です。
保険加入の際は、車両保険の設定に注意してください。高価格帯のスクーターのため、車両保険を付帯すると年間保険料が大きく上昇します。盗難リスクも考慮して、盗難補償の有無やセキュリティ対策についても検討する必要があります。

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