全日本ロードレース2026の日程と見どころ完全ガイド

全日本ロードレース2026の日程と見どころ完全ガイド

全日本ロードレース2026の日程・見どころ・チケット完全ガイド

全7戦のチケットを個別に買うより、年間パス38,000円のほうが1戦あたり約5,400円で圧倒的に安くなる。


全日本ロードレース2026 完全ガイド
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2026年シーズンは全7戦・開幕は4月もてぎ

4月4日〜5日のもてぎ2&4レースを皮切りに、SUGO・オートポリス・筑波・鈴鹿など全国サーキットを転戦。JSB1000は全10レースが争われる。

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13回チャンピオン・中須賀克行の連覇なるか

2025年に13度目の王座を獲得した中須賀克行(YAMAHA)が連覇に挑む。開幕戦はドゥカティの水野涼との激突が最大の見どころ。

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16〜23歳は入場無料・年間パスは38,000円

もてぎ2&4では16〜23歳向けの「ZERO円パス」で入場無料。全7戦を回るなら年間サポーターズパス(38,000円)がお得。


全日本ロードレース2026の全7戦日程と開催サーキット一覧

2026年のMFJ全日本ロードレース選手権は、全7戦で構成されています。MFJ(一般財団法人 日本モーターサイクルスポーツ協会)が2025年10月に最終版カレンダーを正式発表しました。


開幕戦は4月4日〜5日、栃木県の「モビリティリゾートもてぎ」で行われる「もてぎ2&4レース」です。この大会はスーパーフォーミュラと同時開催という珍しい形式で、4輪と2輪が同じ週末に走るため、普段ロードレースを観ない4輪ファンとの交流も生まれます。開幕戦はJSB1000クラスのみの開催という点も特徴です。


続く第2戦から最終戦まで、各地のサーキットを転戦していきます。以下が2026年の全戦スケジュールです。


開催戦 日程 会場 開催クラス(主)
第1戦 4月4日〜5日 モビリティリゾートもてぎ JSB1000
第2戦 4月25日〜26日 スポーツランドSUGO(宮城) JSB1000・ST1000・ST600・J-GP3・JP250
第3戦 5月30日〜31日 オートポリス(大分) JSB1000・ST1000・ST600・J-GP3・JP250
第4戦 6月21日 筑波サーキット(茨城) J-GP3・JP250(1Day開催)
第5戦 8月29日〜30日 モビリティリゾートもてぎ JSB1000・ST1000・ST600・J-GP3・JP250
第6戦 9月26日〜27日 岡山国際サーキット JSB1000・ST1000・ST600・J-GP3・JP250
第7戦(MFJ-GP) 10月24日〜25日 鈴鹿サーキット(三重) JSB1000・ST1000・ST600・J-GP3・JP250


各クラスの総レース数も確定しており、最高峰のJSB1000クラスは全10レース制です。第2戦SUGO・第3戦オートポリス・第5戦もてぎ・第7戦鈴鹿では決勝2レース制が採用されています。1日で2本のJSB1000レースを観られる大会は、観戦コスパが非常に高いと言えます。


ST1000・ST600クラスはそれぞれ全6戦、J-GP3とJP250クラスも全6戦の構成です。総レース数が多い大会を選ぶことが、1つのチケット代で最大限楽しむ鍵になります。


本日程は世界選手権レースの開催予定を前提に調整されているため、今後変更される可能性があります。最新情報はMFJ公式サイトとJRR公式サイトで随時確認してください。


全7戦が基本です。


MFJ公式による2026年全日本ロードレース選手権の全大会情報はこちら。


2026 MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ | MFJ Online Magazine


全日本ロードレース2026・JSB1000クラスの注目ライダーとチャンピオン争い

2026年シーズンで最も注目を集めるのが、最高峰クラス「JSB1000」のチャンピオン争いです。


まず外せないのが、ヤマハファクトリーレーシングの中須賀克行選手(#1)。2025年シーズンに自身13度目の全日本ロードレース選手権チャンピオンを獲得し、通算94勝という空前絶後の記録を持つ"絶対王者"です。全日本史上最多チャンピオン記録も中須賀選手自身が保有しており、2026年は14回目のタイトル獲得を目指します。東京ドームをひとりで14個積み上げるようなスケールのキャリアと言えます。


その牙城を崩す最有力候補が、水野涼選手(DUCATI Team KAGAYAMA)です。2025年の開幕戦ではドゥカティを駆って中須賀選手を下して優勝。最終戦・鈴鹿でも3年連続のダブルウィンを達成しており、実力は折り紙つきです。2025年のランキングこそ2位でしたが、いつチャンピオンを獲ってもおかしくない実力者として業界内の評価は高いです。これは期待できますね。


さらに、2026年はホンダが全日本ロードレース選手権JSB1000クラスに6台体制で投入することを発表しています。台数増加によって、ヤマハ・ドゥカティに対するホンダ勢の組織的な包囲網にも注目が集まります。スズキを駆る西村硝選手も参戦を発表しており、多メーカーが入り乱れる2026年シーズンは近年でも特に激しいチャンピオン争いになると予想されます。


また、前年からのポイントランキングの流れもチャンピオン争いを読む上で重要です。中須賀選手が14連覇に向けて磤き出しを見せるか、水野・浦本修充(BMW)・その他新興勢力が連覇を阻止するか、開幕から目が離せません。


ヤマハ発動機による2026年全日本ロードレース選手権参戦体制の公式発表はこちら。


2026年ヤマハ発動機モータースポーツ活動 主要チーム体制と参戦概要 | Yamaha Motor Co., Ltd.


全日本ロードレース2026・各サーキット別の観戦ポイントとアクセス情報

観戦するサーキット選びは、単なる近さだけでなく「どのクラスを何レース観られるか」で決めるのが賢明です。


モビリティリゾートもてぎ(第1戦・第5戦)は、茨城・栃木のほぼ境界に位置し、北関東自動車道「茂木IC」から約1分という好アクセスです。第1戦はスーパーフォーミュラとの同時開催なので、4輪ファンの知人を誘いやすいというメリットがあります。第5戦(8月)はJSB1000の2レース制が採用されており、1日で最高峰クラスを2回観られる数少ない機会です。


スポーツランドSUGO(第2戦)は宮城県柴田郡村田町に位置し、テクニカルなコースレイアウトで有名です。特に全長3.58kmのコースはスプーンカーブやシケインが多く、ライダーの技術差が如実に出やすい舞台。第2戦はJSB1000の2レース制も採用されており、2日間で最大限のレースを楽しめます。東北在住のバイクファンにとっては最も足を運びやすい会場でしょう。


オートポリス(第3戦)は大分県日田市に位置し、九州屈指のロードコースです。標高700m超という立地から、夏でも涼しく観戦できる点が特徴。第3戦は全クラスが揃う大規模な大会であり、JSB1000から若手育成クラスのJ-GP3まで一気に観られます。九州・中国地方のバイク乗りには特に推奨したい会場です。


鈴鹿サーキット(第7戦・MFJ-GP)は最終戦の舞台です。「第58回MFJグランプリ」として10月24日〜25日に開催されます。シーズンチャンピオンが決まる可能性が高い最終戦は、毎年最高潮の盛り上がりを見せます。全クラスの年間タイトルが決まる歴史的な瞬間に立ち会えるのが、最大の魅力です。


サーキットによって観戦席の雰囲気も大きく異なります。初めて観戦するならもてぎのグランドスタンド付近、バイクとの距離が近い「生の迫力」を体感したいならSUGOのコーナー席がおすすめです。


全日本ロードレース2026のチケット情報とお得な活用術

チケット購入の前に知っておくべき情報があります。意外と見落とされがちな節約術と無料チケットの存在です。


前売り観戦券の重要な特典として、まず「プレテスト(Round ZERO)無料入場」が挙げられます。3月25日〜26日にモビリティリゾートもてぎで行われるRound ZEROは、開幕前のプレテストです。もてぎ2&4レース(第1戦)の前売り観戦券を持っていれば、この2日間のテスト走行を無料で観戦できます。前売りを買った時点で「おまけ観戦日」が2日間もついてくることになるのです。これは使えそうです。


16〜23歳限定の「ZERO円パス」もぜひ活用したい制度です。もてぎ2&4レースでは、2002年4月6日〜2011年4月1日生まれの方を対象に、入場とレース観戦料が完全無料になる「16-23 ZERO円パス」を実施しています。手続きはオンライン申し込みのみで、費用は0円です。鈴鹿サーキットでも同様の制度があります。若いバイク好きの仲間を誘うチャンスがここにあります。


年間サポーターズパスは、2026年全7戦すべてに入場可能なシリーズパスです。金額は38,000円(送料・手数料・税込み)で、各サーキットおよびパドックへの入場が可能となります。個別に1戦ずつ買う場合、自由席の前売り券は1大会あたり約3,500円〜5,800円。7戦すべて行くと仮定すると24,500円〜40,600円になるため、全7戦遠征するなら年間パスを利用した方がお得になる計算です。販売は抽選制で、2026年2月17日〜2月23日が応募期間でした。次シーズンは早めのチェックが条件です。


もてぎ2&4レースの自由席前売り観戦券は大人6,300円(2日通し)で、パークパスポート2日分が付帯されています。パークパスポートがあれば、レースを楽しみながらサーキット内のアトラクションも同時に楽しめます。レースだけが目的でなく、家族・カップルでの「丸1日レジャー」として計画できるのが、もてぎ観戦の大きな強みです。


チケット購入・詳細はモビリティリゾートもてぎ公式サイトで確認できます。


チケット情報 | もてぎ2&4レース | モビリティリゾートもてぎ


全日本ロードレース2026をもっと楽しむための独自視点・観戦マニアが実践する「現地ならでは」の体験術

テレビ中継やネットのリザルト確認で満足しているバイク乗りは、じつはレースの「一番おいしい部分」を見逃しています。


現地観戦にしか存在しない体験の筆頭がピットウォーク・パドック見学です。多くの大会では、決勝前などの決まった時間帯にパドックが一般開放されます。1000ccエンジンをむき出しにした状態のJSB1000マシンが目の前に並び、メカニックがトルクレンチで調整する音やオイルの香りまで体感できます。距離にして数十センチ先に、昨日テレビで観ていたマシンがある。この体験は、現地でしか得られません。


また、レース前の公式予選を観るという行動も、意外と実践されていない楽しみ方です。各ライダーが1周ごとにタイムを縮めていく緊張感は、ある意味で決勝以上の集中力と駆け引きが詰まっています。特にJSB1000の公式予選では、中須賀選手や水野選手が「ここぞ」というタイミングでアタックラップを敢行する場面が圧巻です。予選を観ないと決勝の半分しか楽しめないと言っても過言ではありません。


観戦位置の選び方もリピーターが重視するポイントです。グランドスタンド正面は全体を俯瞰できる一方、コーナー際の席では100km/hを超えた速度でバンクするライダーを眼前で見られます。もてぎのV字コーナー席やSUGOのヘアピン近辺など、「スロー〜ブレーキング〜加速」の一連の動きを数メートルの距離で見られるポジションは、バイクに乗ったことがあるライダーにとって特別なリアリティがあります。自分が峠を走るときの感覚と重ねて観ると、さらに深く刺さります。


さらに、JRR公式サイトやSNSでは開幕前のラウンドゼロ情報や選手インタビュー動画が随時公開されます。現地に行く前に各チームの参戦体制や注目選手の言葉を読み込んでおくと、現地で「あのライダーだ」「このチームのマシンだ」という感動が段違いになります。予習があると現場での感情が3倍になります。


全日本ロードレースの楽しみ方や初心者向けガイドはこちらも参考にどうぞ。


JRR 全日本ロードレース オフィシャルサイト