ホンダスーパーカブ カスタムで乗りこなす最強の一台

ホンダスーパーカブ カスタムで乗りこなす最強の一台

ホンダスーパーカブ カスタムの全てを網羅したガイド

ナンバーの角度を変えただけで、あなたに50万円の罰金が来ることがあります。


この記事でわかること
🔧
人気カスタムスタイル4選

ボバー・オフロード・レトロ・ツーリング仕様まで、スーパーカブのカスタムスタイルを徹底紹介。自分に合ったスタイルが見つかります。

⚠️
やってはいけない違法カスタム

知らずにやると30〜50万円の罰金や懲役にもなりかねない違法カスタムの具体例と、合法にするための方法を解説します。

💰
費用別おすすめパーツ

1,000円以下のプチカスタムから本格的な武川・キタコ製パーツまで、予算に合わせたカスタムの進め方と費用の目安をお伝えします。


ホンダスーパーカブ カスタムの人気スタイル4選



スーパーカブのカスタムは、大きく分けて4つのスタイルが人気です。どのスタイルを目指すかによって、選ぶパーツも予算も大きく変わってきます。まずは自分がどんな一台に仕上げたいのか、方向性を決めることが大切です。


ボバースタイル(ストリート系)


「ボバー」とは、不要なものを削ぎ落として機能美を追求するスタイルです。スーパーカブのボバー化では、リアフェンダーをスッキリさせる「フェンダーレス化」が第一歩になります。純正の大きなスチールフェンダーを取り除き、小ぶりなLEDテールランプを配置するだけで、カブ特有の「おじさん感」が消え、シャープなシルエットに変わります。


ハンドルをバーハンドルに換装し、シートを薄型のソロシートに変更すれば、ボバーらしさがグッと増します。ローダウンサスペンションで車高を2〜4cm下げると、どっしりとした低重心フォルムが完成します。つまりシルエットの変化がボバーの肝です。


② オフロード・ハンター仕様(アドベンチャー系)


近年のキャンプブームに乗り、CT125ハンターカブを意識したアドベンチャースタイルも非常に人気があります。普通のスーパーカブでも、ブロックタイヤを履かせるだけで見た目のタフさが別格になります。IRCのFB3などは舗装路での走行性能を維持しつつ、インパクトも抜群です。


アップマフラー(排気管を高位置に這わせるタイプ)を装着すれば、悪路走行時の路面干渉を防ぐと同時に、無骨な外観が手に入ります。フロントフォークにジャバラ状の「ブーツ」を取り付けたり、ヘッドライトに「ライトガード」を追加したりすれば、本格アドベンチャーバイクの雰囲気が出ます。


レトロヴィンテージスタイル


スーパーカブが誕生した1958年当時の面影を大切にするレトロスタイルは、時代を超えた定番です。このスタイルのポイントは「メッキパーツの使い方」にあります。丸型メッキミラー、メッキ仕上げのキャリア、レトロなマフラーをバランスよく配置すると、上品な輝きが生まれます。


シートはブラウンやキャメルカラーの「タックロールシート」が定番です。縫い目が平行に入ったデザインは1960年代のバイクを彷彿とさせます。タイヤを「ホワイトウォールタイヤ(サイドが白い帯のタイヤ)」にすると、足元が明るくなりクラシカルな雰囲気が一気に高まります。これは使えそうです。


ツーリング仕様(実用カスタム)


カブで日本一周を目指すような長距離ツーリング派には、快適性と積載能力を高める実用カスタムが向いています。まず検討したいのが座り心地の改善で、ゲル素材のインナークッション「ゲルザブ」を純正シートに重ねるだけでお尻の痛みが大幅に軽減されます。


積載面では、ホームセンターで購入できる「ホムセン箱」との組み合わせが不動の人気を誇ります。安くて頑丈で雨に強く、数千円で設置できるコスパ最強アイテムです。「ベトナムキャリア(センターバッグ台座)」を追加すればシュラフやマットも積めます。大型の風防(ウインドシールド)を付けると、長距離走行後の疲れ方が劇的に変わります。


参考リンク(カスタムスタイル別の詳細事例)。
スーパーカブ カスタム例 3選!初心者も安い予算でかっこよく|ドメスティックバイクライフ


ホンダスーパーカブ カスタムで初心者が選ぶべきパーツと費用

カスタムを始める前に「どこから手をつければいいか」という疑問は、ほぼ全員が持つ悩みです。結論から言うと、最初は「ボルトオンカスタム」から始めるのが最も失敗が少ない方法です。


ボルトオンカスタムとは、車体に穴を開けたり溶接したりせず、ボルトやナットで着脱できるパーツ交換のことです。元に戻したくなっても簡単に元通りにできるのが最大のメリットです。


カスタム箇所 代表パーツ例 費用目安 難易度
グリップ POSH樽型グリップ、キジマSP1カブ 1,500〜3,000円 ★☆☆
スポークスキン カラースポークスキン各種 800〜1,500円 ★☆☆
ミラー 丸型ブラックミラー、角型メッキミラー 2,000〜5,000円 ★☆☆
シート MADMAX タックロール、コブラシート 3,000〜15,000円 ★★☆
マフラー SP武川ボンバー、キタコミニキャブトン 15,000〜60,000円 ★★☆
キャリアボックス HONDAラゲージボックス、モトボワット47L 5,000〜20,000円 ★☆☆


グリップ交換は最も手軽なカスタムの一つで、工具もプラスドライバーとカッターがあれば十分です。スーパーカブ110はグリップ径が旧型カブと異なるため、購入前に適合を必ず確認してください。これが基本です。


マフラーはカスタムの定番で見た目と音が一気に変わります。ただし後述する法律面の注意が必要です。SP武川の「ボンバーマフラー」(約4〜6万円)やキタコの「ミニキャブトンマフラー」(約1.5〜2万円)が定番として人気です。


カスタムに必要な基本工具として、プラスドライバー(2番)と10mm・12mm・14mmのスパナやレンチは最初から揃えておきましょう。100均工具はネジを舐めるリスクがあるため、ホームセンターのセット品(3,000〜5,000円程度)を選ぶほうが結果的にコスパが良いです。


参考リンク(初心者向けカスタムパーツの詳細解説)。
【スーパーカブ】簡単にできるカスタムパーツおすすめ29選!|ヒデロクバイク


ホンダスーパーカブ カスタムで絶対に知っておくべき保安基準と違法NG例

カスタムで最も見落としやすく、最も怖いのが「法律違反」です。カブは原付や小型二輪のため車検がないと思われがちですが、「車検がない=何でも自由」ではありません。道路運送車両法に基づく保安基準は、車検の有無に関わらず公道走行するすべての車両に適用されます。


❌ NG例①:ナンバープレートの角度カスタム


2021年10月1日より、ナンバープレートの取付基準が大幅に厳格化されました。特にフェンダーレスキットを取り付けた際にナンバーの角度が変わってしまうケースが多発しています。


新基準では「上向き40度以内・下向き15度以内・左右0度(水平)」が義務付けられています。違反した場合は番号表示義務違反(違反点数2点)と、最大50万円の罰金対象になります。厳しいですね。


また、ナンバーフレームの取り付けも原則禁止、ボルトカバーは直径28mm以下・厚さ9mm以下のもの以外はNGです。フェンダーレスキット購入時は「新保安基準対応」と明記された製品を選ぶことが重要です。


❌ NG例②:基準外マフラーの取り付け


マフラー交換は最も人気のカスタムですが、同時に最も違反リスクが高いカスタムでもあります。スーパーカブ110(第二種原付)の近接排気騒音基準は90dB(A)です。これを超えるマフラーは整備不良(違反点数2点・反則金6,000円)または消音機不備(違反点数2点・反則金5,000円)として取り締まりの対象になります。


安全に交換するには、JMCAマーク(政府認証)またはEマーク(EU国際基準認証)のついた製品を選ぶのが原則です。ただし、認証品でも経年劣化で音量が上がることがあるため、定期的な確認が必要です。なお毎年6月は不正改造マフラーの取締強化月間になっています。


❌ NG例③:小型ウインカーへの無許可交換


スーパーカブのカスタムで人気の「米粒ウインカー」や「バーエンドウインカー」は、見た目がスッキリしてかっこいい反面、保安基準との相性が問題になりやすいパーツです。


保安基準では、ウインカーの照明部面積は「7平方センチメートル以上(500円玉の面積程度)」が必要です。ただし「Eマーク」付きのウインカーであれば、この基準を満たさない小型のものでも適合品として使用できます。Eマーク付きかどうかが条件です。


❌ NG例④:ボアアップ後のナンバー未変更走行


カスタムとして人気の「ボアアップ」ですが、50ccエンジンを排気量アップした後に、白ナンバー(原付一種)のまま走行し続けることは重大な違反行為です。排気量変更後は15日以内に市区町村の役所で「原付二種(黄色または桃色ナンバー)」への登録変更が必要になります。


これを怠ったまま走行すると、不正改造と見なされ6か月以下の懲役または30万円以下の罰金が科される可能性があります。また、原付免許のみ保有している方がボアアップ後のバイクで走れば「免許条件違反(違反点数2点・反則金6,000円)」にも該当します。さらに任意保険のファミリーバイク特約も、排気量変更の届け出をしていない場合、事故時に補償が下りないリスクがあります。これは痛いですね。


参考リンク(違法バイクカスタムの詳細と罰則)。
【実はNG】やってはいけない違法バイクカスタム3選|モトコネクト


ホンダスーパーカブ カスタムをモデル別に攻略する方法

一言でスーパーカブといっても、50・110・C125・クロスカブ(CC110)と複数のモデルが存在し、それぞれカスタムの方向性やパーツの互換性が異なります。自分の車両がどのモデルかを把握した上でパーツを選ぶことが、カスタムを成功させる前提条件です。


🔵 スーパーカブ50(原付一種)


50ccモデルは最も長い歴史を持ち、旧型(丸目)から現行型(角目)まで膨大な数のカスタムパーツが流通しています。ただし30km/hの速度制限と二段階右折という制約があるため、走行性能面での不満を感じる方が多く、ボアアップを検討するケースも少なくありません。


ボアアップは役所への登録変更(費用は数百円〜)と保険の確認が前提で、エンジン作業の工賃はショップ依頼で1〜3万円程度が相場です。なお2025年から50cc以下の新車生産は国内では実質終了しているため、中古市場でのスーパーカブ50の価値が今後上昇する可能性もあります。


🟢 スーパーカブ110(JA44/JA59)


現在のスーパーカブシリーズのメイン機種です。FI(フューエルインジェクション)搭載で電子制御が緻密なため、キャブ車と比べてエンジン系のカスタムには専門知識が求められます。最新のJA59はキャストホイールとABS標準装備されており、ホイール周りやフォーク周りを改造する際はABSセンサーの位置を絶対に変えないよう注意が必要です。


マフラー交換は最も取り組みやすいカスタムで、SP武川の「P-SHOOTER(キャブトンスタイル)」やキタコの「ミニキャブトンマフラー」が定番です。価格帯は1.5万〜6万円程度で、作業難易度は中程度です。政府認証品であることを確認してから購入しましょう。


🟡 スーパーカブC125


C125はスマートキー・アルミキャストホイール・高品質塗装など、標準装備の完成度が非常に高いため、「削ぎ落とす」よりも「磨き上げる」方向のカスタムがよく似合います。スイングアームのアルミ化やオーリンズナイトロン製リアショックへの換装、高品質な削り出しアルマイトパーツの追加など、1パーツ1パーツのクオリティを高めるアプローチがC125乗りの定石です。


🟠 クロスカブ110(CC110)


ライトガードが標準装備され、遊び感覚のあるアドベンチャースタイルが得意なクロスカブは、DIY塗装との相性が抜群です。タカラ塗料などで全体をODカラー(オリーブドラブ)やサンドベージュに塗り替えるだけで、ミリタリーテイストの一台に変身します。費用は材料費のみで数千円程度と非常に安価です。


ホンダスーパーカブ カスタムを安くおしゃれに仕上げるDIYテクニック

「カスタムにお金をかけられない」という方こそ、スーパーカブのカスタムは楽しめます。お金をかけずに知恵を絞る姿勢こそが、昔からのカブ乗り文化の本質だからです。


💡 プチカスタム① スポークスキンでホイールを彩る


スーパーカブのスポークホイールに、カラースポークスキン(チューブ状のカバー)を1本ずつ差し込んでいくだけで、ホイール全体が鮮やかに変わります。価格は1,000円以下、作業時間は約30分〜1時間程度です。赤・黄・青・ゴールドなど色のバリエーションも豊富で、最初のカスタムとしてコスパ最強の選択肢です。


💡 プチカスタム② オイルドレンボルトのマグネット化


見えない部分のカスタムこそ玄人っぽい、という考え方があります。オイルドレンボルト(エンジン底部のオイルを抜くためのボルト)をマグネット内蔵タイプに換装すると、エンジン内部の金属摩耗による鉄粉を磁力で吸着してくれます。エンジンの負担を軽減し長寿命化につながる、実用性の高いカスタムです。費用は1,000〜3,000円程度です。


💡 プチカスタム③ DIY塗装で世界に一台だけの外装に


缶スプレーや刷毛塗り塗料(タカラ塗料など)を使ったDIY塗装は、費用が数千円でありながら最も劇的な変化をもたらします。メルカリで6万円で購入した1987年式のC50を、約5万円のカスタム費用(塗装込み)でおしゃれな仕上がりにしたというDIY事例も公開されています。プロへの全塗装依頼だと数万〜十数万円の費用がかかりますが、DIYなら材料費だけで完結します。


💡 プチカスタム④ レッグシールド裏にメッシュラックを追加


アウトスタンディング製のメッシュインナーラックをレッグシールド裏に取り付けると、グローブやドリンク・スマホ充電器などを手軽に収納できるようになります。許容積載量は2kgで、走行中に頻繁に出し入れするアイテムの置き場所として非常に実用的です。価格は2,000〜3,000円程度と手頃です。


💡 プチカスタム⑤ 中古パーツをフリマアプリで賢く調達


ヤフオク・メルカリ・ジモティーには、他のオーナーがカスタムして取り外した純正パーツや、少し傷はあるが使用上問題ないカスタムパーツが格安で出品されています。例えば純正のレッグシールドやシートは、色替えを目的として外されたものがほぼ無傷で出品されていることもあります。ページを定期的にチェックする習慣をつけると、欲しいパーツがかなり安く手に入ります。


参考リンク(保安基準・カスタムの合法・違法の境界線)。




ホンダ クロスカブ/スーパーカブ110 カスタム&メンテナンス