

実はnc750sに社外マフラーを無計画に入れると、車検1回で5万円以上の想定外出費になることがあります。
nc750s カスタムの方向性を決めるとき、まず「何を足したいのか」より「何を我慢したくないか」を整理すると迷いにくくなります。
具体的には、風防性、積載性、足つき・ポジション、安全性(ブレーキや灯火)、見た目の5つに分けて考えると判断しやすくなります。
風防であればスクリーンの大型化、積載ならトップケースキャリアやサイドケース、足つきならローシートやローダウンリンクなど、目的とパーツを1対1で対応させるイメージです。
こうして目的別に整理すると、「とりあえず付けた」パーツが減り、1年後に無駄な出費だったと感じるリスクも下がります。
つまり目的別に分解することが前提です。
nc750sは2018年11月以降のモデルでABSやETC2.0、グリップヒーターが標準装備になっており、純正状態でもロングツーリング向きに仕上がっています。
参考)『NC750S』の中古を安く狙って、浮いた予算でカスタムした…
このため、最初から走行性能を大きくいじるより、風防・積載・操作性といった「使い勝手」を補うカスタムのほうが費用対効果は高くなりがちです。seasons-japan+1
たとえばスクリーンをひと回り大きくするだけで、時速80km前後の巡航時に首や肩への疲労感がかなり変わります。
いいことですね。
風防や積載、ポジションのカスタムは新品パーツだけで揃える必要はなく、中古市場もうまく使うとコストを抑えられます。
nc750sは「不人気車種」と言われることもある一方で、中古では状態の良い個体を安く狙いやすく、浮いた予算をカスタムに回すという考え方もあります。seasons-japan+1
中古のスクリーンやキャリア、リムテープなど、見た目と実用性を両立するパーツはヤフオクやフリマアプリでも選択肢が多く、総額で数万円単位の差が出ることもあります。
コスパ重視ということですね。
nc750s カスタムで人気が高いのがマフラー交換ですが、ここはもっとも法的リスクと出費が膨らみやすいポイントです。
日本の二輪車は型式ごとに騒音規制値が決まっており、たとえば最近の型式では定常騒音94dB以下、加速騒音82dB以下、さらにJMCAプレート付きでないと車検に通らないケースがあります。
数字だけ見るとピンと来ないかもしれませんが、94dBは近くの工事現場くらいの音量で、少しでも劣化するとすぐにオーバーしやすいギリギリのラインです。
音量規制がポイントです。
問題なのは、社外マフラーの中には「新品のときは規制値をギリギリクリアしていても、サイレンサーの劣化で車検時にアウトになる」パターンが珍しくないことです。
参考)https://www.bikekan.jp/store/blog/1746/32855
車検場で音量オーバーと判断されると、その場で車検は不合格になり、純正マフラーの再装着や再検査の手数料、ショップに依頼する場合の工賃などを合わせて、1回で5万円前後の追加出費になることもあります。
2年に1回の車検ごとにこのリスクを負い続けると考えると、見た目や音だけで選ぶのは割に合わない場合が多いでしょう。
痛いですね。
もうひとつ見落とされがちなのが「自動車排出ガス試験結果証明書」、いわゆるガスレポの存在です。
近年の規制対象車では、JMCAプレートに加えてこのガスレポが必須となるケースがあり、証明書がないと車検に通らないため、中古でマフラーだけ購入して取り付けると後から困ることがあります。
マフラーを中古で購入するときは、「JMCAマークの有無」「対応型式」「ガスレポの有無」を必ず確認し、できれば出品者に写真で証拠を送ってもらってから決めると安心です。
ガスレポの確認が条件です。
こうしたリスクを避けつつ音や見た目を変えたいなら、nc750sではJMCA対応のスリップオンマフラーを選ぶのが現実的です。
参考)https://www.bikekan.jp/store/blog/1746/32956
スリップオンなら純正触媒より後ろだけを交換するため、排ガス規制の面でもフルエキより有利で、取り付け工賃も抑えやすくなります。
車検時にどうしても不安なら、検査のタイミングだけ純正に戻せるよう、自分で取り付け・取り外しができる構成にしておくと、工賃も含めた総コストは大きく変わってきます。
交換のしやすさが基本です。
マフラーカスタムの注意点(規制値やガスレポ要件など)の詳細は、バイク専門店の解説記事が参考になります。bikekan+1
マフラーカスタムの注意点と車検基準の詳細解説(音量規制・ガスレポの参考)
nc750sの特徴といえば、タンク位置にあるラゲッジスペースですが、それだけで長距離ツーリングの荷物がすべて収まるかというと、実際にはかなり難しい場面も出てきます。
1泊ツーリングであっても、レインウェア、ペットボトル、カメラ、着替えなどを積むと、容量25~30L前後はほぼいっぱいになり、土産物を追加するとあっという間にパンクします。
荷物が乗り切らないということですね。
そこでnc750s カスタムでは、トップケースキャリアとサイドケースステーを組み合わせることで、積載力を一気に底上げするのが定番です。
たとえばヘプコ&ベッカーのトップケースキャリアとアルミケースの組み合わせなら、トップケースだけで30~40L、サイドケースを左右に付ければ合計で80L前後まで積載容量を増やせます。
東京ドームの広さをざっくり4万6000平方メートルとすると、そのごく一角にテントを張る程度の荷物量を余裕で積めるイメージです。
積載の余裕が原則です。
ケースを付けっぱなしにすると重さや幅が気になる場面も出てきますが、ヘプコ&ベッカーのような脱着式キャリアなら、使わないときは簡単に外して車体を軽くできるのもメリットです。
マフラー側のサイドケースを小さくすることで左右の張り出し幅をそろえ、すり抜け時のヒヤッとする場面を減らす工夫も可能です。
日常の買い物ではトップケースだけ、キャンプツーリングではフルケース、といったようにシーン別に使い分けると、見た目と実用性のバランスを取りやすくなります。
シーン別運用がポイントです。
リア周りでは、nc750s特有の弱点としてラゲッジフックの少なさも指摘されています。
純正では左右1か所ずつしかフックを掛ける場所がなく、サイズも中途半端なため、荷掛けベルトがしっかり決まらず、高速道路のギャップで荷物がズレることがあります。
この対策としては、社外のラゲッジフックやキャリアを追加し、固定点を4か所以上に増やしておくと、ゴムネットでも荷締めベルトでも安心して使えるようになります。
固定点の確保が必須です。
ヘプコ&ベッカーのトップケースキャリアやパニアステーは、実際にロングツーリングライダーの使用実績をもとに開発されているため、耐久性と実用性のバランスがよく、nc750s カスタムのベースとして選ばれることが多いです。
NC750S / NC700S向けトップケースキャリアとサイドケースの詳細(積載系カスタムの参考)
nc750s カスタムの中でも、あまり知られていないが効き目が大きいのがフロントフォークやステップ周りの調整です。
純正の足回りは「柔らかめで街乗り向き」と言われることが多く、ワインディングでペースを上げるとフロントの沈み込みが気になるという声もあります。
ここを手軽に改善する手段として、CB400SFの純正イニシャルアジャスターを加工して流用するカスタムハックが紹介されています。
足回りの改善がポイントですね。
CB400SF用イニシャルアジャスターを使うと、フロントフォークのプリロード(バネの初期荷重)を簡単に調整でき、ブレーキング時の沈み込み量を自分好みに詰められます。
参考)https://www.webike.net/bike/6560/custom-guide/
たとえば、制動時のフロント沈み込みがノーマルで「握った瞬間にストン」と沈むイメージだとすると、プリロード調整後は「ゆっくり沈んで踏ん張る」挙動に変わり、安心感が増します。
つまり減速時の姿勢が安定するということです。
フットペグについても、ギルズツーリングのスポーツフットペグやカリフォルニアフットペグなど、ステップ位置やグリップ感を変えられる社外パーツが複数ラインナップされています。
航空機用アルミを使ったフットペグは、ノーマルよりも軽量で、表面のギザギザが強く、雨天時やブーツのソールが濡れた状態でも滑りにくいのが特徴です。
足元がブレにくくなることで、結果としてハンドル操作も安定し、長時間走行時の疲労度が少しずつ減っていきます。
フットペグ変更も有効です。
一方で、ポジションを詰め過ぎると腰や手首への負担が増えるため、ステップやハンドル、シートの変更は「一度に全部」ではなく、1パーツずつ試すのが無難です。
たとえば、シート高を下げ過ぎると足つきは良くなる反面、膝の曲がりがきつくなり、2時間以上のツーリングで膝痛につながることがあります。
このあたりは身長や体格差が大きいポイントなので、試乗やレンタルを活用し、「自分の体で試す」ことを前提に考えたほうが結果的に失敗が少なくなります。
体との相性が条件です。
足回りやポジション調整のカスタム手順や必要な部品は、nc750s カスタムガイド系のページが参考になります。
NC750S カスタムガイド(フロントフォークやステップ周りの参考)
nc750s カスタムでは、つい見た目や走行性能に目が行きがちですが、長く乗るなら「メンテナンス性」と「保管のしやすさ」も同じくらい重要です。
たとえば、センタースタンドやフロントホイールスタンド、バイクドーリーなどの設備系カスタムは、走りには直接影響しないものの、チェーン清掃やタイヤ交換、冬季保管のしやすさを大きく変えます。
センタースタンドがあれば、チェーン清掃や注油が片側10分程度で済むようになり、メンテの頻度が自然と上がるため、結果としてチェーンやスプロケットの寿命が1.5倍~2倍に伸びることもあります。
メンテのしやすさが基本です。
バイクドーリー(イージーパークスタンド)のような、車体を乗せて横移動させられる台を導入すると、幅2m弱の狭いガレージでもnc750sを車の横ギリギリに寄せて保管できるようになります。
東京ドーム5個分の広さ、などとは逆で、アパートの共用駐輪場のような「畳数でいうと3畳もない」空間でも、向きを変えやすくなるため、出し入れのストレスが減るのがポイントです。
狭い駐輪場対策ということですね。
固定ベルトやラチェットベルトなどの輸送系アイテムも、遠征ツーリングでトランポを使うライダーには重要です。
張力容量300~350daN(約300~350kgf)のベルトを2本使えば、理論上は600~700kgf相当の固定力を得られ、車重220kg前後のnc750sを載せても余裕を持って固定できます。
ただし、実際には路面状況や車体の揺れを考慮し、ベルトの角度やフック位置も含めた全体設計が必要なので、最初の1回はショップに固定方法を確認しておくと安心です。
固定方法の確認に注意すれば大丈夫です。
こうした「走りに直接効かない」カスタムは後回しにされがちですが、結果としてバイクに触る頻度が増え、日常的なチェックや洗車の回数も増えるため、トラブルの早期発見につながります。
nc750sは構造的にタンク位置がラゲッジになっていることもあり、メンテ時のアクセス性は比較的よい車種なので、センタースタンドやスタンド類と組み合わせると、素人整備でも安全に作業しやすいのがメリットです。seasons-japan+1
「見た目の変化は少ないけれど、不具合や転倒リスクを減らせる」カスタムとして、保管・メンテ系パーツも優先度を上げて検討してみる価値があります。
結論は運用系カスタムも重要です。
最後に、nc750s カスタム全体を通して言えるのは、「一気に全部やらない」ことです。
マフラー、ケース、スクリーン、足回り、メンテ設備と順番に追加していき、その都度必要な知識や工具も揃えていくことで、出費を分散できるうえ、ひとつひとつの変化を楽しめます。
自分の使い方(通勤メインか、ロングツーリング中心か、ワインディング主体か)を基準にしつつ、リスクとライフスタイルに合ったnc750s カスタムの順番を組み立ててみてください。

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