

大型二輪免許を取ってから3年未満でも、高速道路でタンデムできるケースがあります。
400cc以上のバイク(法律上は「大型自動二輪車」、401cc超)を公道で走らせるには、大型二輪免許が必要です。道路交通法では50cc以下が原動機付自転車、51〜400ccが普通自動二輪車、そして401cc以上が大型自動二輪車と区分されています。
取得方法は大きく2つです。
免許を持っていない状態から大型二輪に「いきなり」挑戦することは法律上は可能です。これは意外と知られていません。ただし、教習所側が入校を断るケースもあるため、事前に確認が必要です。
取得条件は、年齢18歳以上・視力(片眼0.3以上かつ両眼0.7以上)のみで、例外は一切ありません。
大型免許の取得を検討する場合、合宿免許を利用すると通学より最大2〜3万円ほど費用を抑えられることがあります。合宿と通学の費用差は意外に小さいため、短期集中で取りたい方には合宿免許は使えそうです。
参考:大型二輪免許の取得費用と取得方法の詳細(チューリッヒ保険)
https://www.zurich.co.jp/motorbike/guide/cc-large-bikesize-license/
維持費が高いというイメージがある400cc以上のバイクですが、実際の内訳を知ると意外と整理できます。
主なコスト項目は以下のとおりです。
これらを合算すると、年間維持費の目安は以下のイメージです。
| 項目 | 年間費用(目安) |
|---|---|
| 軽自動車税 | 6,000円 |
| 重量税 | 1,900円〜 |
| 自賠責保険 | 約4,380円 |
| 任意保険(30代・10等級想定) | 約3〜4万円 |
| 車検(ユーザー車検換算) | 約1万円/年 |
| ガソリン・消耗品 | 3〜6万円 |
| 合計(目安) | 約7〜12万円/年 |
つまり月換算で約6,000〜10,000円が原則です。250ccバイクと比べた場合、差のほとんどは車検費用の有無です。
維持費を大きく左右するのは任意保険料です。等級が上がるほど安くなり、1年無事故で1等級ずつ上昇します。20等級まで育てると保険料は6等級時の半額以下になることもあります。まず等級を積み上げることが大切です。
参考:400cc・大型バイクの維持費シミュレーション
https://bike-sup.com/400-bigbike-cost/
「車検があるから400cc以上は維持費が高い」と思っているライダーは少なくありません。ユーザー車検という方法を知ると、話が変わってきます。
ユーザー車検とは、自分で運輸支局(陸運局)に直接持ち込んで受ける車検のことです。法定費用だけを支払えば通過できるため、費用はおおよそ以下のとおりです。
合計:約1万8,000〜2万円程度
ショップに依頼した場合の4〜7万円と比べると、1回の車検で最大5万円近くの差が生まれます。2年に1回と考えても、10年乗れば25万円以上の差になり得ます。痛いですね。
ユーザー車検で注意が必要なのは、「車検を通すことと、整備は別物」という点です。ユーザー車検の費用が安いのは整備費用が含まれていないためで、消耗品(タイヤ、ブレーキパッドなど)の交換が必要な場合は別途費用がかかります。
整備を自分でやれる腕があるなら迷わずユーザー車検が条件です。整備に不安がある場合は、点検は自前でショップに依頼して車検のみユーザーで通す「整備付きユーザー車検」という方法も選べます。
運輸支局の予約はインターネットから可能で、受付当日に手続きが完了します。初回でも手順を調べれば約1〜2時間で完了することが多く、難易度は思いのほか高くありません。
参考:バイクのユーザー車検の手順・費用・注意点(2りんかん)
https://2rinkan.jp/ridersacademy/archives/3604/
高速道路でタンデム(二人乗り)ができるのは、400cc以上(正確には126cc以上)のバイクに限られます。これは多くのライダーが知っていることです。
しかし見落とされがちなのが「免許取得期間の計算方法」です。
高速道路でタンデムが認められる条件は次のとおりです。
ここで「通算」という点がポイントです。たとえば普通二輪免許を取得して2年後に大型二輪免許を取得した場合、大型二輪免許の取得から1年未満でも、普通二輪と合算して3年を超えていれば高速タンデムが可能です。
これが冒頭の「驚きの一文」の意味です。大型免許を取ったばかりでも、以前から普通二輪を持っていた期間を足せば条件を満たせるケースがあります。
一般道でのタンデムは免許取得後1年以上で可能です。こちらは年齢条件もありません。
違反した場合の罰則は「大型自動二輪車等乗車方法違反」として扱われ、反則点数2点・反則金12,000円のほか、10万円以下の罰金が科せられます。これは条件を知らずに乗ってしまった場合にも適用されるため、事前確認が必須です。
また、首都高速の都心環状線など、一部の路線ではタンデム走行自体が禁止されているエリアがあります。地図で確認する習慣をつけておくと安心です。
参考:バイク二人乗りの高速道路ルールと注意点(MotoMegane)
400cc以上のバイクは「大型」と一括りにされますが、実際には用途とスタイルでジャンルが大きく分かれます。目的に合わせた選び方が長く乗り続けるための近道です。
ネイキッド(スタンダード)タイプは、カウル(風よけカバー)がなく操作しやすい姿勢が特徴です。街乗りから週末ツーリングまでこなせる万能型で、大型バイクの入門として人気が高いカテゴリです。代表的な車種としては、スズキ SV650(650cc・車両価格約88万円)、ヤマハ MT-07(689cc)などが挙げられます。特にSV650はVツインエンジンの鼓動感が強く、パワーが扱いやすいため、250〜400ccからステップアップするライダーに選ばれやすい一台です。
アドベンチャータイプは、舗装路も未舗装路も走れる万能性が魅力で、積載量が多くロングツーリングに向いています。ホンダ NX400やBMW G310GS(313cc、大型免許不要な例外的存在)、アフリカツイン(1084cc)などが人気車種です。フロントタイヤが大きくアップライトなポジションで長距離でも疲れにくいというメリットがあります。
スポーツツアラータイプは、高速道路での快適性とスポーツ性を両立させたモデルです。カワサキ Ninja 1000SXなどが代表例で、長距離を快適に移動しながら、ワインディングも楽しめます。荷物搭載性も高く、ロングツーリングをメインにする人には向いています。
アメリカンタイプは、低いシートと前方に伸びたハンドルが特徴で、クルーザーとも呼ばれます。ホンダ REBEL1100やハーレーダビッドソンのラインアップが有名です。ゆったりした乗り心地で街乗りや長距離のクルージングに向いています。
ジャンルが絞れたら、試乗会やレンタルバイクを活用することを強くおすすめします。ホンダドリームやGoバイクレンタルでは多くの大型モデルを試乗・レンタルでき、購入前の確認に使えそうです。
参考:大型バイクのジャンル別おすすめ車種ガイド(バイクKAN)
https://www.bikekan.jp/media/0085

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