

DCTモデルなら発進直後にNに戻らない不具合があります。
CRF1000Lアフリカツインは、新開発の水冷4ストロークOHC直列2気筒998ccエンジンを搭載したアドベンチャーモデルとして2016年2月に登場しました。最高出力は68kW(92PS)/7,500rpm、最大トルクは95N・m(9.7kgf・m)/6,000rpmを発揮します。
参考)アドベンチャーモデル「CRF1000L Africa Twi…
このエンジンは、かつてのアフリカツイン(1988~2000年)が750ccのVツインエンジンだったのとは異なり、並列2気筒エンジンを採用しています。圧縮比10.0、内径92.0mm×行程75.1mmという設計で、電子式燃料噴射装置(PGM-FI)を搭載しています。
つまり並列2気筒です。
エンジン特性はスムーズで刺激を感じにくいため、一部のライダーからは「つまらない」と評されることもあります。しかし、これは完成度の高さの裏返しでもあり、長距離ツーリングや日常使いでの疲労軽減に貢献しています。
参考)https://www.bike-partscenter.com/blog/africa-twin-boring/
2019年12月1日から施行された道路交通法施行令の一部改正により、AT限定大型二輪免許の排気量制限が撤廃されました。従来は「総排気量0.650リットル以下」という制限がありましたが、クラッチ操作を必要としない車両であれば排気量の上限なく運転可能になりました。
参考)ホンダ(HONDA) CRF1000Lアフリカツイン アドベ…
これによりCRF1000LのDCT搭載モデルは、AT限定大型二輪免許で運転できるようになっています。DCTは電子式6段変速で、クラッチ操作が不要なため、ハンドル操作に集中できる利点があります。
参考)AT限定大型二輪免許!650ccの排気量制限が無制限に【20…
これは使えそうです。
燃費性能については、DCTモデルは優秀な数値を示しています。実走行テストでは高速道路と一般道の混合で1リッターあたり23.3km、一般道のみで19.58kmという結果が報告されています。オートマモード使用時はリッター23~24kmですが、マニュアルモード併用で22km程度に落ちます。
参考)実際のところ走ってどうなの?気になる燃費は? 足着きは?【ホ…
国土交通省届出値では定地燃費値32.0km/L(60km/h定地走行テスト値)、WMTCモード値21.6km/L(クラス3-2)となっています。ただし、燃料タンク容量が18リットルのため、実際の航続距離は340~350km程度が現実的な数字です。
中古でCRF1000Lを購入する際は、いくつかの重要なチェックポイントがあります。
最も注意すべきは、DCT特有の不具合です。
参考)アフリカツイン(CRF-1000l)で、ギアがN(ニュートラ…
エンジン始動時にギアがニュートラル以外に入った状態から戻らず、DCTが「カッ カッ」と音を立てて懸命に戻そうとするものの、ニュートラルに入らないためエンジンが始動しない症状が報告されています。
これはDCTの機構的な問題です。
厳しいところですね。
その他の注意点として、チェーンが錆びやすいという指摘があります。実際に、バイク屋でチェーン交換後10分で切れたという事例も報告されており、適切な張り調整と定期メンテナンスが重要です。
参考)https://bbs.kakaku.com/bbs/K0000855450/SortID=21123936/
また、セルスイッチの交換が必要になるケースがあります。始動直後にキルスイッチが誤作動してエンジンストップしてしまう症状で、対策品が出ています。
アドベンチャーバイクの特性上、オフロード走行歴のある車両も少なくありません。エンジン下部やアンダーガードの傷、ステップ周りの傷、ホイールリムの打痕を注意深く確認してください。大きな傷がある場合は転倒歴の可能性があります。
参考)【完全ガイド】アフリカツイン1100の中古購入|1000cc…
購入前に必ず実車で体感することが唯一の解決方法です。販売店で跨るだけでなく、スタッフの許可を得て少し押し引きをさせてもらい、その重さと大きさを自分の身体で感じ取ることが最も重要な判断基準となります。
CRF1000Lアフリカツインには、豊富なカスタムパーツが用意されています。マフラーカスタムでは、ZARD(ザード)、YOSHIMURA(ヨシムラ)、Akrapovic(アクラポヴィッチ)、REMUS(レムス)などの選択肢があります。
スクリーン関係ではPuig(プーチ)、アルマックス(ermax)、パワーブロンズ(Power Bronze)などのブランドが人気です。これらのスクリーンは風防性能を向上させ、長距離ツーリング時の快適性を高めます。
オール一般道でもOKです。
バッグキャリア、ボディーパーツ、ガードスライダー、エンジンガード、スキッドプレート、フットペグなどはGIVIブランドの製品が多く使用されています。特にGIVI OBKN58Aモノキーケース(58L)は、ツーリング時の積載性を大幅に向上させる定番のカスタムです。
参考)ホンダ CRF1100L アフリカツイン カスタムまとめ -…
その他の人気カスタムとして、メインスタンド、アルミパニアケース左右と取り付けステー、アルミキャリアブラケット、グリップヒーター、DAYTONAのドライブレコーダーMIVUE 760Dなどがあります。
2018年モデル以降は、スロットルバイワイヤ(ライドバイワイヤ)システムを搭載し、ライディングモードセレクトが可能になりました。グリップヒーターやアクセサリーソケットも標準装備となり、カスタムの選択肢がさらに広がっています。
2019年9月23日、欧州で2020年型のアフリカツインが発表され、エンジン排気量が1,084ccに拡大されました。モデル名も「CRF1100Lアフリカツイン」と改められ、別車種扱いとなっています。
予算を150万円と設定した場合、1000ccモデルであれば走行距離の少ない後期型の車両を購入し、さらに前後タイヤを新品に交換し、パニアケースやエンジンガードといったツーリングに必須の装備を揃えてもお釣りがくる可能性があります。
これは価格面での大きなメリットです。
CRF1100L以降のモデルでは、6軸IMUからの情報を活用し、コーナリング中には不必要なシフトアップを抑制するなど、DCTの制御が格段にインテリジェントになっています。中古でDCTモデルを探す際は、年式の違いによる制御プログラムの進化にも注目すると良いでしょう。
1000ccモデルの買取査定相場は、直近12ヵ月間で79.9〜98.9万円が平均で、上限は126万円です。最も高く売れるカラーリングは白/赤/青(トリコロール)、最も高く売れる年式は2019年式となっています。
参考)CRF1000Lアフリカツイン【2016~19年】を売る|最…
車両重量は、マニュアルミッションモデルが232kg、DCTモデルが242kgです。シート高は870mm(ローポジション設定時は850mm)で、最低地上高は250mmを確保しています。
フレーム形式はセミダブルクレードルで、前輪サスペンションはテレスコピック式、後輪はスイングアーム式(プロリンク)を採用しています。キャスター角27°30′、トレール量113mmという設計により、直進安定性とコーナリング性能のバランスが取られています。
ホンダ公式サイト CRF1000L Africa Twin
ホンダの公式サイトでは、CRF1000Lの詳細なスペックや標準装備、カラーバリエーションなどの最新情報を確認できます。
バイクブロス CRF1000L Africa Twinカタログ・諸元表
バイクブロスでは、年式ごとの詳細なスペック比較や、モデルチェンジの履歴、AT限定免許に関する追記情報などが網羅されています。

キタコ(KITACO) オイル交換フルセット K-PIT NC750X DCT(RH09/RC90) X-ADV(RC95/RH10/RH21) CRF1000L アフリカツインDCT(SD04)等 70-390-01070