ストリートトリプル765rsカスタムで変わる乗り味と費用の全貌

ストリートトリプル765rsカスタムで変わる乗り味と費用の全貌

ストリートトリプル765RSカスタムの選び方と費用を徹底解説

車検対応マフラーに替えても、バッフルを外すと30万円以下の罰金リスクがあります。


ストリートトリプル765RSカスタム:3つのポイント
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マフラーカスタムは法規確認が最優先

スリップオン交換は5〜15万円台から可能。ただしJMCA認証・ガスレポなし装着は車検NG+罰金リスクあり。

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外装・足回りで個性と快適性を両立

フェンダーレス(約2.7万円)やスクリーン、ラジエーターガードで見た目と保護性能を手軽にアップできる。

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Triumph純正アクセサリーがもっとも安全・確実

フライスクリーン・フレームプロテクター・グリップヒーターなど、保安基準を心配せずにカスタムできる純正ラインナップが充実。


ストリートトリプル765RSのマフラーカスタムで音と軽量化を狙う



ストリートトリプル765RSに乗るライダーがもっとも最初に手をつけるカスタムのひとつが、マフラー交換です。純正マフラーは排ガス規制(Euro5)対応のため、音量が抑えられており、「3気筒らしいサウンドをもっと楽しみたい」という声はオーナーの間で多く聞かれます。


マフラーカスタムには大きく2種類のアプローチがあります。純正の集合部分(エキパイ)はそのまま残してサイレンサーだけを交換する「スリップオン」と、エキパイから全部まるごと入れ替える「フルエキゾースト」です。費用面では、スリップオンが約5万〜15万円台、フルエキゾーストは20万〜35万円以上と大きく異なります。


人気ブランドの相場感は次のとおりです。


| ブランド | タイプ | 価格帯(税込) | 特徴 |
|---|---|---|---|
| ARROW(アロー) | スリップオン | 約10〜15万円 | 車検対応モデルあり、ルックスと音の両立 |
| ARROW | フルエキ (Veloceシリーズ) | 約26〜32万円 | 軽量化効果大、サーキット向けも展開 |
| SC PROJECT | スリップオン | 約7〜12万円 | チタン・カーボン素材、バッフル付属 |
| SCORPION RP-1GP | スリップオン | 約10万円前後 | コスパ重視派に人気 |


純正マフラーからARROWのスリップオンに交換すると、音量は体感でひと回り大きくなります。3気筒特有の「パラパラパラ…」というサウンドが鮮明になり、加速時の歯切れも向上します。フルエキに替えると重量削減効果が顕著で、ARROWのVeloceフルシステムなどでは純正比で数kg単位の軽量化を実現できます。これはコンパクトカーのタイヤ1本分程度の差になるため、コーナリングのキレや車体のヒラヒラ感が変わります。


これが重要なポイントです。スリップオンでも、バッフル(消音パーツ)を外した状態で公道走行すると、保安基準違反となります。道路運送車両法により、改造した本人に対して6ヶ月以下の懲役または30万円以下の罰金が科される可能性があります。車検に通っているマフラーであっても、バッフルを外して走った時点で別の違反が成立しうるため注意が必要です。


また、2023年以降の765RSはEuro5規制対応エンジンを搭載しており、触媒が一体化された構造になっています。フルエキに交換する際は、「触媒あり」のモデルを選ぶか、排ガス適合の書類(ガスレポ)を必ず確認することが条件です。


マフラー選びで迷ったときは、Webike・モトパーツ・ギガステーションなどの専門通販サイトで「765RS 車検対応」で絞り込み検索すると、適合情報と保安基準適合の可否が明記されているため確認しやすいです。


バッフルあり・なしで比較検討できる情報はこちら。
【違法?合法?】カスタムを楽しむための法規知識(Webike News)


ストリートトリプル765RSの外装カスタムで見た目を一変させる定番パーツ

外装カスタムは、費用を抑えつつバイクの印象を大きく変えられる手法として、初心者オーナーにも取り組みやすいジャンルです。ストリートトリプル765RSは、もともとシャープで戦闘的なデザインを持っているため、外装パーツを少し足すだけで個性が際立ちます。


まず人気が高いのが「フェンダーレスキット」です。


純正のリアフェンダーはナンバーをしっかり覆う実用的な形状ですが、フェンダーレスキットに交換するとリアまわりがすっきりとしたシルエットになります。Powerbronze製(約2.7万円)、RIZOMA製(約3万円台)などが流通しており、LEDナンバー灯が一体化されているモデルがほとんどなので保安基準上の問題もクリアしやすいです。これは使えそうです。


Triumph純正のフェンダーレスキット+シーケンシャルウインカー(LEDスクロール式)の組み合わせも人気があります。純正アクセサリーはディーラー取り付けで保安基準を心配する必要がなく、車検時に書類を揃える手間も省けます。


「スクリーン(フライスクリーン)」もコスパが高い外装カスタムのひとつです。


ネイキッドのストリートトリプル765RSには標準でスクリーンが付いていないため、高速道路での風圧が直接胸や顔に当たります。Powerbronzeのネイキッドスクリーン(ミドル約2.1万円、ロング約2.2万円)を装着すると、高速巡行時の疲労を大幅に軽減できます。ツーリング仕様にしたい方には特に効果が大きいパーツです。


ラジエーターガードも見逃せません。


ストリートトリプル765RSのラジエーターはフロントに露出して配置されており、飛び石や虫の衝突によるコアへのダメージリスクがあります。Evotech Performance製が約1.6〜3万円、AELLA製が約3万円と、コストパフォーマンスのいい選択肢が複数あります。アルミニウム製でバイクのフレームカラーに合わせたデザインが多く、実用性とルックスを同時に高められます。


外装カスタムの優先順位の目安は以下のとおりです。


- 🛡️ ラジエーターガード(約1.6〜3万円):走行中のコアダメージを防ぐ。実用性最優先なら最初に着ける
- 🪟 スクリーン(約2.1〜2.2万円):ツーリング派はほぼ必須。疲労感が大きく変わる
- 🔩 フェンダーレスキット(約2.7〜3.5万円):見た目の変化が大きい。保安基準適合品を選ぶのが原則
- 🏷️ タンクパッド(約3,000〜7,000円):転倒時のタンク保護+ニーグリップのホールド向上。コスパ最強


タンクパッドは約5,000円前後から購入でき、貼るだけで取り付けできる手軽さが魅力です。ニーグリップのホールド感が上がるため、コーナリング時の安定感に直接影響します。つまり安全性向上にも繋がるパーツです。


純正アクセサリーのラインナップはトライアンフ公式で確認できます。
Street Triple 765 純正アクセサリー一覧(Triumph Japan公式)


ストリートトリプル765RSの足回りカスタムでコーナリング性能を磨く

ストリートトリプル765RSはRSグレードの時点で、すでに相当ハイスペックな足回りを持っています。フロントには倒立フォーク(Marzocchi製または2023年モデルからはSHOWA製)、リアにはオーリンズリアサスペンション標準装備されており、Rグレードと比べても一段上のセッティングが与えられています。これが基本です。


ではなぜ足回りカスタムが話題になるのかというと、標準装備が優秀であるがゆえに「もっと自分の体重・走り方に合わせたい」という欲求が出てくるからです。特に体重60kg前後のライダーと80kg超のライダーでは、まったく同じサスペンションセッティングでも感じ方が大きく異なります。


まず最初に試してほしいのが「純正サスペンションのセッティング調整」です。


765RSのリアサスペンションにはプリロード、圧縮/伸び減衰のアジャスターがついており、工具があれば自分で調整できます。純正のままでも適切なセッティングをすることで、乗り心地とコーナリングの安定感は大きく変わります。サーキット走行を視野に入れていない場合、まずここから始めることでカスタム費用を抑えられます。


サーキット走行や峠での積極的な走りを楽しみたい方には、次のアップグレードが候補になります。


| パーツ | 概要 | 費用目安 |
|---|---|---|
| リアサスOHLINS正規品 → 調整強化 | 純正OHLINSの設定見直し+スプリングレート変更 | 3〜8万円(工賃込み) |
| ブレーキホース(ステンレス) | ブレーキタッチの改善、フィーリング向上 | 約1.5〜3万円 |
| ブレーキパッド交換 | Brembo Stylema標準装備だが、PADSは消耗品スポーツ走行向けに変更可 | 約5,000〜2万円 |
| フロントフォークスプリング交換 | 体重に合わせたスプリングレートへ変更 | 約3〜6万円(工賃込み) |


765RSに標準装備されているBrembo Stylema 4ピストンキャリパー+310mmディスクは、ミドルクラスとしては最高峰のブレーキシステムです。ブレーキ本体のグレードはすでに十分高いため、まずはブレーキパッドの素材・グレードを走り方に合わせて最適化するのがコスパの良いアプローチです。


ブレーキラインをステンレスメッシュホースに交換すると、ブレーキレバーを握ったときの「カチッとした直接的な感覚」が増し、ペダルのフニャつき感が解消されます。純正ゴムホースの膨張をステンレスで抑えることで、ブレーキの初期制動からコントロール性まで全体が引き締まる感覚を得られます。コーナー手前でのフルブレーキング時の安心感が違います。厳しいところですね、といってもこれは言い換えれば磨き甲斐があるということです。


足回りのセッティングに関する詳細はこちらも参考になります。
ストリートトリプルRSのリアサス設定について(hetchman.co.jp)


ストリートトリプル765RSのカスタムで見落とされがちな3気筒エンジンの特性を活かす方法

これが多くのライダーに見落とされがちな視点です。


ストリートトリプル765RSは、Moto2世界選手権に公式エンジンサプライヤーとして供給している765cc水冷並列3気筒エンジンを市販バイク向けに熟成させたモデルです。最高出力130ps、最大トルク80Nm(2023年モデル)というスペックは、同排気量帯の4気筒・2気筒と比べて「使える帯域が広い」という特性が光ります。


3気筒エンジンの面白さは、2気筒の鼓動感と4気筒の高回転の滑らかさの「中間」にあります。


具体的にいうと、低回転から中回転(3,000〜7,000rpm)でのトルクが太く、街乗りや峠道でギアを細かく落とさなくても加速できる場面が多いです。一方で9,000〜12,000rpmまで回すと、3気筒らしい高音の立ち上がりとスムーズな加速感が楽しめます。つまり一台で2度おいしいエンジン特性です。


このエンジン特性を最大限に引き出すカスタムとして、「マフラー交換+ライディングモード調整」の組み合わせが効果的です。


765RSには「Rain、Road、Sport、Track」の4種類のライディングモードが標準装備されており、スロットルレスポンスやトラクションコントロールの介入レベルを変えられます。社外マフラーに交換してサウンドと抜けを改善しながら、Sportモードでスロットルレスポンスを高めると、3気筒ならではのレスポンスを体感しやすくなります。


また、My Triumph Bluetoothモジュール(純正オプション)を追加すると、スマートフォンと接続してターンバイターンナビゲーションや音楽操作が5インチTFTディスプレイ上で使えるようになります。ツーリングライダーにとってはナビ費用の節約になります。これは使えそうです。


さらに意外に知られていないのが、クルーズコントロール(純正アクセサリー)の存在です。


高速道路での長距離ツーリング中、右手を固定した状態で速度を維持するだけで疲労度が大きく下がります。1時間の高速走行でも、手首や腕の疲れが体感で3割以上軽減される感覚があります。スポーツバイクのカスタムというとパフォーマンス向上に目が向きがちですが、快適性のアップグレードも長距離ライダーには同じくらい価値があります。


3気筒エンジンの詳細スペックと試乗インプレはこちら。
トライアンフ新型ストリートトリプル765RS 試乗インプレ(バージントライアンフ)


ストリートトリプル765RSのカスタム費用を予算別に考える優先順位

カスタムは「全部やりたい」と思いがちですが、予算と目的を整理してから優先順位を決めることが大切です。


765RSはもともとスポーツネイキッドとして完成度が高く、「何も手を加えなくても十分に楽しい」というオーナーの声も多いです。だからこそ「どこを変えると最も体感が変わるか」を見極めることがカスタムの醍醐味になります。


以下は予算別のカスタム計画の目安です。


【予算3〜5万円】まず手をつけるライトカスタム


- タンクパッド(約0.5万円):ニーグリップ強化と保護を同時に達成
- ラジエーターガード(約1.6〜3万円):走行中の飛び石対策として実用性◎
- フライスクリーン(約2.1万円):ツーリング時の疲労軽減


これらはいずれも取り付けが簡単で、保安基準を気にする必要がないパーツです。DIYで装着できるものも多く、工賃を節約できます。まず始めるならこの範囲が基本です。


【予算5〜15万円】サウンドと見た目を大きく変える中級カスタム


- スリップオンマフラー交換(SCORPION・SC PROJECT等):約5〜15万円
- フェンダーレスキット(約2.7〜3.5万円):リアビューを激変


マフラー交換は最も体感変化が大きいカスタムのひとつです。3気筒サウンドの個性がグッと増します。ただし、車検対応・JMCA認証の有無と、ガスレポ(排出ガス試験結果証明書)の有無を購入前に必ず確認することが条件です。書類がないと車検時に証明できず、追加費用が発生するリスクがあります。


【予算15万円〜】本格的なパフォーマンスカスタム


- フルエキゾーストマフラー(ARROW Veloce等):約26〜35万円
- ステンレスブレーキホース:約1.5〜3万円
- スポーツブレーキパッド:約0.5〜2万円
- サスペンション調整・スプリング変更:約3〜8万円


このレベルになると、バイクの走行性能が目に見えて変化します。フルエキ換装で数kgの軽量化を達成した765RSは、コーナリングのレスポンスが鋭くなり、加速感も変わります。費用は大きくなりますが、それ以上の走りの変化を体感できます。


カスタムを積み重ねる際に注意したいのが「車検時の書類管理」です。社外パーツを取り付けた際は、購入時の証明書・適合書類を必ずバイクの車検証入れと一緒に保管しておくと安心です。急に車検が来たときに慌てないで済みます。


カスタムパーツ選びの参考に。
トライアンフ ストリートトリプル カスタムパーツ一覧(モトパーツ)




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